ゴルファーなら一度は夢の70台でプレーしたいと願うものだが、そんな70台を日常的に出し、ときにはパープレー、アンダーパーでも回ってくるのがハンディキャップ「5下」レベルのアマチュアゴルファー。とある匿名5下シングルさんに、スコアを守るための基本的な考え方を教えてもらった。

飛ばない、乗らない、手負い。「三重苦」でも70台でプレーできるわけ

ショットはいいのに、なんでスコアにならないのか。そう思い悩んでいた私がアマチュア競技などで見た先輩トップアマたちは、プロのゴルフとはまったく別物のゴルフをしていました。

彼らは別に飛ぶわけではないですし、セカンドも毎回乗るわけじゃない。下手すれば3ホールに1回くらいしか乗りません。その上、アプローチやパットに傷(あえてイップスとは言いませんが)を負っていたりする。三重苦です(笑)。

それでも、ド花道からユーティリティで寄せたり、ラフからパターで寄せたり、なんとか工夫をしてパーを奪い、終わってみれば当然のように70台前半でプレーしてくる。それがなんともカッコいいんです。そういったスタイルを真似するようになって、少しずつ私もスコアを“守る”ことができるようになって、今に至ります。

たとえばティショットが林に入ってしまった状況で、きっちりボギー、悪くともダボで上がる。これがディフェンスのできているゴルフと言えます。上手い人ほど、トラブルの鎮火のさせ方が上手で、傷口を拡大させません。

サッカーでいえば、5バックでディフェンスし、攻めるのはよほどのチャンスのときだけ、というゴルフ。今から臨むショットにおいて、どうすれば一番怪我が少ないか。どうすればスコアを守ることができるか。そこを考えながらプレーするのがプロとは違うアマのゴルフの醍醐味であり、結局はそれが70台を出すことの一番の近道だと思います。

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