夏ゴルフの必需品でもある氷のう。試合中のみならず普段の練習、はもちろん練習日のラウンドでも重宝する氷のうだが、女子ツアーの現場で「進化系」とでもいうべき氷のうを発見。これはプロたちにも受け入れられるのか調査した。
最後は日傘の下で休憩をしていた河本結。昨年ステップアップツアーで4勝し賞金女王となり、今年はレギュラーツアーでも初優勝。その勢いは止まらない。
この日氷のうを忘れてしまったという河本はすでにバテ気味。まずは氷のうとして首を冷やしたあとに、ミストも楽しんでいた。「これ面白いですね。涼しい!」と気に入った様子だ。

首にミストを吹き付けてご満悦な河本結
体の熱を発散するのに汗をかきその気化熱で体温を下げるのだが、熱中症になるとその肝心の汗が出にくくなり体温調整機能がきかなくなる。そんなときに強制的にでもミストで気化熱を発生させるというのは理にかなっているようだ。
女子プロにとっては化粧が落ちてしまうという理由で敬遠されるかとも思ったが、ミストがかなり細いため顔にかけても大丈夫との声も。個人的には女性よりも、おしぼりで顔も拭けちゃう男性ゴルファーのほうが豪快に使えて良さそうだと思う。
暑さ対策として顔を覆うカバーや手持ち扇風機などのアイテムが進化する中、昔からある氷のうまで進化している。いつかゴルフ場でもミスト付き氷のうがスタンダードになる日が来るかも⁉
取材大会/センチュリー21レディス 撮影/矢田部裕