走らせようとすると走らないヘッド
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。週刊ゴルフダイジェスト8/20・27合併号の巻頭特集が「走れ! ヘッド」というものでした。たしかにヘッドは走らせたいですが、なかなか思ったように走ってくれませんよね。飛距離を伸ばすためにはヘッドが走ってくれたほうがいいってことは分かっているのですが、走らせようとすればするほど走らなかったり。
この特集では何人かのプロがヘッドを走らせる方法を教えてくれていますが、僕が気になったのは松田鈴英プロの「トップで沈んでフォローで伸ばす」というページ。タイトルの横には「足の力でヘッドは走るんです」と書かれています。松田プロと言えば女子プロの中でも飛ばし屋で、いつ優勝してもおかしくないと言われている実力派。そんな松田プロの飛ばしの秘密が知りたくてとりあえずやってみました!
この松田プロの記事が気になった理由というのが実はありまして、もちろん飛ばし屋のプロということも、美人プロということも理由のひとつですが、ページの一番上に書かれていたこの一言で「これは僕のための記事だ!」と思ったからです。
「上体が突っ込んで当てに行く人」。これってまさに僕のことです! 僕じゃなくてもアマチュアでスピンが多かったり、スライスしたり、ヘッドスピードの割に飛距離が出ない人ってこういうスウィングの人多いんじゃないでしょうか。
僕もずっとそういう上体が突っ込むスウィングを直したいと思っていたのですが、飛ばしたいと思えば思うほど上体が突っ込んでしまうんですよね。どうすればビハインド・ザ・ボールでフォローの大きいスウィングが出来るんだろうとずっと悩んでいました。そのひとつの答えがこの松田プロの記事なんじゃないかと思ったわけです。
松田プロによると、ゴルフのスウィングって横の動きが強くなりがちだけど、ヘッドを走らせたいなら縦の動きを利用するべきなんだって。腕を振ろうとすればするほど左右の動きが強くなって体が突っ込んだり、スウェイしたりが起き、逆にヘッドは減速しちゃうとのこと。
ヘッドを走らせたいのならトップで体を沈み込ませるようにして、インパクトでは左足を踏み込み、そしてフォローで左足を一気にピーンと伸ばすのがいいらしい。最近流行りの地面反力的なことなのかな? 松田プロはこの左足で地面を踏み込む動きを「蹴り」と呼んでいて、この蹴りを使うことで腰の回転が生まれ、ヘッドの走りを生むのだとか。