浮き輪といえば、夏専用アイテム……かと思いきや、実は四季を問わずにゴルフの練習に使えるとUSLPGAティーチング会員の小澤美奈瀬は言う。でも、どうやって!?
「浮き輪が落ちないように振る」ことがスウェー防止に効果的
みなさんこんにちは、USLPGAティーチング会員の小澤美奈瀬です。今回は、浮き輪を使ってスウェー防止のドリルをやってみたいと思います。あの海やプールで使うやつですよ。
やり方は簡単で、浮き輪の中に体を入れて、腰のあたりで固定します。浮き輪の大きさとしては、真っすぐに立つとストンと落ちるくらいの、少し大きめのものを用意してください。
さて、浮き輪がズリ落ちないように前傾姿勢をしっかりとって構え、腰の辺りで引っかかるようにしたら準備完了です。
ポイントは、とにかく足と下半身を安定させることですね。浮き輪は腰で引っかかっている状態ですから、バックスウィングでスウェーして右の股関節が浮き上がった時点で浮き輪はストンです。
バックスウィングでは、「右の股関節は抜けさせない」のが大事なポイントになります。私は、普通のスウィングの時も、そこを一番意識しています。スウィングが悪くなってくると、どうしても体が起き上がりやすくなるので、この股関節が抜けて(浮いて)しまうんです。