クラブに求めるのは「構えやすさ」
今季、出場22試合で19試合に予選通過と安定感を見せている脇元華。そんな彼女のクラブ選びは「ドライバーもアイアンもまずは『構えやすさ』。ヘッドも小ぶりではないものを選ぶようにしています」と話す。
クラブ別では「スリクソンのアイアン」に愛着があるという。
「小さい頃からアイアンはずっとスリクソンで、自分の手にもなぜかその感覚がなじんでいるんです。今年は複数本試して『一番やさしい』と思うものを使おうと決めていて、ポケットキャビティ型の『Z585』にしました。前のモデルから変えても何の違和感もなく使えています」
一方でウッド系のクラブに求めるのは球の強さ。
「強く叩くまではいかなくても、弾くような感覚で打ちたいです」とフェアウェイウッドのテーラーメイド「M6」は、お気に入りだ。
「真っすぐ構えられて、打感もいい。低く強い弾道で出てくれます」とパー5や長いパー4で武器になっている。
ここまで1ラウンドあたりの平均ストロークは72.0169で全体の27位。「ショットがもっと噛み合えば、もう少し伸ばせると思っています」。
目標の「初優勝」に向け、ウッド、アイアンともにさらに磨きをかけていく。(成績はいずれも8月18日現在)
【脇元華の14本】
1W:ゼクシオ テン(8.5度、スピーダー エボリューション 569、硬さ:S)
3W・5W:テーラーメイド M6(15度・18度、スピーダー エボリューション 569、硬さ:S)
4UT・5UT:テーラーメイド GAPR(22度・25度、MCI 60、硬さ:S)
6I~PW:スリクソン Z585(MCI 80、硬さ:S)
AW・SW:フォーティーン RM-22(47度・52度・58度、MCI 80、硬さ:S)
PUTTER:スコッティキャメロン セレクト スクエアバック2014
週刊ゴルフダイジェスト9/3号「pro's spec」より。
撮影/加藤晶