バンカーショットが上手くいかず、アゴに当たってボールが跳ね返り、自分の足に当たってしまった。同伴者からはペナルティの指摘を受けたけれど……。
バンカーからの第3打。「距離は短いけれど、この高いアゴを越えなきゃいけないし……。よし気合入れて。えいっ!!」
「あ!! アゴに当たっちゃった。あ~ん残念、やっぱり出せなかったか~!!」
「やだ! ボールがこっちに跳ね返って戻ってきちゃった。とっさのことで避けられず、自分の足に当たっちゃったんだけど……」
バンカーで自分の打った球が足に当たったら?
2打目がグリーン手前のバンカーへ。続く3打目はボールがアゴに当たって跳ね返ってしまったが、転がってきたボールを避けることができず、足にヒット! それを見た同伴者からペナルティを指摘されたが、自分は無罰を主張した。さて正しいのはどちら?
旧ルールでは、動いている球がプレーヤーによって偶然方向を変えられたり止められたりした場合は、一打罰が科せられた。しかし新ルールでは、動いているプレーヤーの球が偶然に人や外的影響に当たった場合、誰にも罰はなく、球はあるがままにプレーする(規則11-1)。今回のようにバンカー内で自球が当たった場合も同様で、罪はない。
週刊ゴルフダイジェスト9/3号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)