バンカーに入ったボールを打とうとしたところ、近くに石があるのに気がついた。石を拾おうとしたところ、手が砂に触れてしまった! これってペナルティになるんだっけ?
パー3のティショット。「気合を入れて……。あちゃ~!! バンカーへ一直線だわ」「ドンマイ、ドンマイ!!」
「グリーン周りのバンカーは苦手なのよね。ここは確実に出すことだけを考えようっと。……あら、石がボールの近くにあるわね」
「このまま打とうと思えば打てそうだけれど、やっぱり石が気になるわね。確か新ルールでは、この状況なら拾っていいのよね」
バンカーで小石を取り除くときに砂に触れたらどうなる?
パー3のティショットをバンカーに入れてしまった。ライは悪くないものの、球のすぐ後ろに小石があるのに気がついた。このままでも打てそうだが、気になったので石を拾うことにしたが、手が砂に触れてしまった! それを見た同伴者から、ペナルティを指摘されてしまった。
正解は、「罰なし」。新ルールでも、旧ルール同様、バンカー内の球に対してストロークを行う前に、そのバンカーの砂を故意に触れることは禁止されている。しかし、バンカー内でのルースインペディメントの除去が認められたことに伴い、ルースインペディメントを取り除いている間にそのバンカーの砂に合理的に触れることも認められるようになった(規則12-2)。
週刊ゴルフダイジェスト9/17号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)