残り1.5メートルのパット。ラインは真っすぐに見えるけれど、エアレーションの穴がどうしても気になってしまう! そこで念には念を入れて、パターで芝を押さえつけた。すると同伴者からペナルティの指摘を受けてしまった……。
3打目を見事にグリーンオン! 「ナイスショット! 絶妙なアプローチね」「よかった~!!」
「残り1.5メートル、ここはしっかりパーで終えたいところ。ラインは、真っすぐで良さそうだけど……」
「う~ん、どうしてもエアレーションの穴が気になっちゃうわ。どうしよう、あ! そうだ!!」
エアレーションの穴をパターのヘッドで押さえつけて修復を試みたらどうなる?
残り1.5メートルのパーパット。ラインは真っすぐに見えるが、エアレーションの穴が気になってしまう。そこで念には念を入れて、パターで芝を押さえつけた。するとそれを見た同伴者から、ペナルティを指摘されてしまったが、新ルールではOKであると主張した。さてどちらが正しい?
正解は、「2打罰」。新ルールでは、罰なしに、グリーン上の「人や外的影響によって生じたあらゆる損傷」を修理することができるようになり、旧ルールで認められていなかったスパイクマークの修復も可能になった。しかしエアレーションなどの「グリーン全体の状態を管理するための通常の作業」による損傷や状態は直すことはできない(規則13-1c)。
週刊ゴルフダイジェスト10/1号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)