ピンまでやや上りのため、セカンドショットのクラブ選びに悩んでいたところ、同伴者が持っていた距離計測器で高低差を加味した残り距離を教えてくれた。この行為、認められる? 認められない?
距離計測機の「高低差機能」使っていい?
セカンド地点。「ティショットがフェアウェイど真ん中まで飛んでくれたから、絶好のポジションね。あと残り100ヤードくらいかなぁ……」
「けど、ちょっと打ち上げになっているから、何ヤードか加味しないとダメね。あ~、クラブをどれにしようか迷うわね……」
「そうね~。距離計測器によると、打ち上げ分を入れて105ヤードって出てるわよ!」「あれ? ご親切にうれしいですけど、高低差は測っちゃだめなんじゃ?」
距離計測器で高低差を加味したり、残り距離を計測することは認められる?
競技に出場中、ティショットをフェアウェイに運び、残り100ヤードほどと絶好のポジションにつけた。ただピンまで若干の上りになっていたため、クラブ選択に悩んでいたところ、同伴者が持っていた距離計測器で計測。高低差を加味した距離を教えてくれたのだが……。
正解は、「認められない」。旧ルールでは、2点間の距離を測る機器の使用は認められなかったが、新ルールでは、距離計測器やコンパスを使用して距離や方向に関する情報を得ることは認められるようになった。ただし、今回のケースのように、高低差を計測することは認められない。高低差測定機能をオフにした状態であれば、使用することができる(規則4-3a)。
週刊ゴルフダイジェスト11/19号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)