急な斜面からのセカンドショット。アドレスに入り、ボールの手前でソールしたところ、その影響でボールが動いてしまった! 故意にボールを動かしたわけではないのだけれど……。この場合、どうなるの?

「あ! ありました~!」
ティショットを右に曲げてしまい、落下地点付近を探したところ、急な斜面に止まっているところを発見! 「見つかってよかったわね~!」

「けっこうな斜面だわ……」
「う~ん、ここから打つのは結構難しいわね。なかなかの斜面! しっかりスタンスを取って……と」

「あら、ボールが!」
「わわ! アドレスをとって、クラブをボール手前にソールしたら、その影響があったのかしら? ボールが動いてしまったわ!」

「故意じゃないから罰はないわよね~?」「そうだったかしら」
斜面でソールしたらボールが動いてしまった。どうなる?
正解は、「1打罰でリプレース」。新ルールでは、プレーヤーが球を探しているときや、グリーン上に球があるときに、球を偶然に動かしても罰なしでリプレースできるようになった(規則13-1d)。しかし今回のように、グリーン上以外でソールしたときに球が動いた場合などは、たとえ偶然であっても、旧ルール同様1打罰を受け、球は元の箇所にリプレースする(規則9-4b)。
週刊ゴルフダイジェスト11/26号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)