バンカーからの第3打。テークバックで砂がヘッドに触れてしまったので、故意でなかったことを主張したが、同伴者からはペナルティの物言いがかかった。果たしてこんなときどうなるの?
バンカーからの第3打。「グリーンまではまだ距離があるから、ここは砂を薄く取らないとダメね……。よーし!」
「いっけなーい! 砂を薄く取ろうと意識しすぎて、テークバックでクラブが砂に触っちゃったわ!」
「わざとやったわけじゃないし。ま、いっか~!! しっかり意識したおかげで、ナイスショットが打てたわ!」
バックスウィングでクラブヘッドが砂に触れたらどうなる?
2打目をバンカーに入れてしまい、3打目を打とうとテークバックを取ったところ、盛り上がった砂にヘッドが触れてしまった。「新ルールでは、故意ではなければバックスウィング中にクラブが砂に触れても問題ない」と主張するが、同伴者から待ったがかかってしまった。
正解は、「2打罰」。新ルールでは、プレーヤーのボールがバンカー内にあるときでも、バンカー内のルースインペディメントを取り除くことができるようになり、その際に砂に手やクラブで触れても罰はない。しかし今回のように、バックスウィングを行うときにクラブで砂に触れることは旧ルール同様認められておらず、2打罰が科せられる(規則12-2b)
週刊ゴルフダイジェスト12/10号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)