ティショットでゴルフを組み立て。重視するクラブはドライバー!
富士通レディースで史上7人目となるアマチュアでのツアー優勝を飾り、プロ転向を果たした古江彩佳。彼女は、父からはアドバイスを受けたことはあるが、今まで本格的に誰かに習った経験がないという異色のプロ。そんな古江に得意クラブは? と聞くと、「すべてのクラブです。どのクラブも苦手だと思ったことがない」と返ってきた。
それでは、最も重要視しているクラブは何か。
「私はティショットでゴルフを組み立てるので、フェアウェイキープを重視しているんです。そういう意味ではドライバーが一番大事かなと思っています」。
クラブのこだわりや好みについて聞くと、それについても「とくにないんです。父にすべて任せていて」とこれまた驚きの回答。
「構えたときに変な感じがしたり、うまく打てなかったりというのはありますけど、そのうち打っていれば慣れてくるかなって。でも、振りやすいのは大事です。言葉で上手く説明できませんが、自分のなかにある感覚で、“これはいい!”と思えるものがある。感覚は大事にしていますね」
感覚が鋭く、順応力もかなり高い。来シーズンはプロとしての初優勝がまずは第一目標になるだろうが、彼女だったらいとも簡単にそんな目標はクリアしてしまうだろう。
【古江彩佳の14本】
1W:ブリヂストン ツアーB XD-3(10.5度、スピーダー569 TR、硬さ:S)
3W・7W:ブリヂストン ツアーB JGR(15度・21度、スピーダー569 TR、硬さ:S)
4UT・5UT:ブリヂストンツアーB JGR(22度・26度、MCH(60)、硬さ:S)
6I~PW:ブリヂストン ツアーB X-CB(MCI(80)、硬さ:S)
AW・SW:ブリヂストン ツアーB XW-1(50度・54度・58度、MCI(80))、硬さ:S)
PUTTER:オデッセイ ストロークラボ TEN
週刊ゴルフダイジェスト12/17号「pro's spec」より。撮影/大澤進二