1994年生まれ、鹿児島県出身の稲森祐貴(いなもり・ゆうき)。昨年2018年の日本オープンでツアー初優勝を遂げた。フェアウェイキープ率(1位/2019年度)に注目が集まるが、ここ最近は飛距離アップにも積極的に取り組んでいる。そんな彼の選ぶ14本のクラブとは?

“ヘッドの大きさ”がクラブのこだわりポイント

今季2019シーズンは、賞金ランキングが49位と納得できるものではなかったものの、フェアウェイキープ率では1位とさすがの数字を残した稲森佑貴。改めてクラブへのこだわりポイントを聞くと、ヘッドの大きさを挙げた。

「ヘッドの大きさは自分のなかで大きなポイントです。僕はヘッドが大きいのが好みなんです。昨年はゼクシオを使っていましたが、今年使用したスリクソンもある程度ゼクシオのイメージに近い大きさだったので、すんなりスイッチできました」

画像: 稲森佑貴の14本

稲森佑貴の14本

稲森はさらに、フラットに見えることも大切なポイントと語る。その理由はヒールからボールにコンタクトするイメージが湧きやすいからだ。

「クラブがアップライトに見えるとどうしてもボールがつかまりすぎる感じがして嫌いなんです。ヒールから入れられると、面にしっかり当てられる、いいイメージが出るので、そういった意味でもフラットなほうが好きですね」

画像: ドライバーは短めの44.75インチ。フラットに見えることで安心感が出る。ドライバー「スリクソン Z585」(9.5度)

ドライバーは短めの44.75インチ。フラットに見えることで安心感が出る。ドライバー「スリクソン Z585」(9.5度)

稲森はゴルフが難しくならないようにするために、クラブにもある程度のやさしさを求めている。スリクソンはゼクシオに比べればアスリート寄りになるが、そのなかでも安心感が持てるようにクラブを選択している。

「難しいものを無理して使わない」。このあたりはアマチュアが大いに参考にするべきポイントと言える。

撮影/大澤進二

週刊ゴルフダイジェスト12・24号「pro's spec」より

【稲森佑貴の14本】
1W:スリクソン Z585(9.5 度、スピーダー661 エボリューションⅥ、硬さ:X)
3W:スリクソン Z F85(15度、スピーダー661 エボリューション、硬さ:X)
5W:スリクソン Z F85(18度、スピーダー757 エボリューション、硬さ:X)
3UT・4UT:スリクソン Z H85(19度・22度、MCH(90)、硬さ:X)
5I~PW:スリクソン Z585(NSプロ プロトタイプ、硬さ:S)
AW・SW:クリーブランド RTX4(50度・58度、DGツアーイシュー、硬さ:S200)
PUTTER:オデッセイ オーワークス 2ボールFANG S

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