1982年生まれ、南アメリカ出身のショーン・ノリス。2019年はトップ杯東海クラシックで優勝を遂げるなど賞金ランク2位、平均パット数1位に。賞金王になった今平とは最終戦まで争った。そんな彼の選ぶ14本のクラブとは?

自信があるのはパター。ツアーナンバー1の座は譲れない!

パワーフェードを武器に2019年も賞金王争いを演じたショーン・ノリス。カシオワールドオープン、最終日16番パー4でのワンオンからのイーグルが印象的なだけに得意クラブはドライバーかと思いきや、「自身があるのはパター。これだけはツアーナンバー1の座を譲れない」と話す。その言葉通り、シーズンの平均パットは堂々の1位(1.73)である。

欧州ツアーで苦戦していた8年前、ゴルフ好きの母ジョアンさんに「ロング(長尺)パターを試してみれば?」とアドバイスを受け、46インチの長尺にしたところ、これがドンピシャにはまった。それからわずか2週間後、南アフリカツアーで優勝して以来、「46インチ、マレットのセンターシャフト」にこだわり続けている。そのパターで今シーズンも1勝、通算4勝を挙げている。

画像: 8年前から使用する長尺パター。「オデッセイオーワークスV-LINE」

8年前から使用する長尺パター。「オデッセイオーワークスV-LINE」

「身長が高い(188センチ)ので、長尺のほうが真上からボールを見て真っすぐ引いて真っすぐ出す振り子のストロークがしやすいんです」

グリップにもこだわりがある。上部は通常のパター用だが、中段はドライバーと同じものを装着。

「フィーリングが出しやすい。左手でストロークして右手でかじ取りをするのだが、微妙なコントロールは細めのグリップのほうが感触がいい」

クラブ契約はしていないが、クラブはすべてキャロウェイを使用。最後まで賞金王争いを演じたノリス。来年こそは賞金王を狙う。

週刊ゴルフダイジェスト12/31号「pro's spec」より。撮影/姉崎正

画像: 自信があるのはパター。ツアーナンバー1の座は譲れない!

【ショーン・ノリスの14本】
1W:キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ(9度、プロジェクトX HZRDUS イエロー75、硬さ6.5)
3W:キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ(15度、プロジェクトX HZRDUS イエロー85、硬さ6.5)
UT:キャロウェイ Xフォージド UT(18年モデル)(18度、プロジェクトX HZRDUS ブラックHY95、硬さ6.5)
3I~PW:キャロウェイ Xフォージド(18年モデル)(プロジェクトX LZ、硬さ:6.5)
AW・SW:キャロウェイ ジョーズウェッジ(54度・60度、プロジェクトX LZ、硬さ:6.5)
PUTTER:オデッセイ オーワークス V-LINE

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