28歳、進化の途上！自身初の平均300ヤード超えのドライバー
2019年は年間3勝を挙げた石川遼。ドライバーに悩む姿も見られたが、ひたむきに自分の理想の弾道を追い求めてきた。そんな石川がこだわるのは、出球の高さだ。どれだけ飛距離が出ても自分が気持ち悪い高さだとそのスウィングは長持ちしないと考えている。自分が気持ちいいと感じることを一番大事にしている。
「ドライバーはボールに対してどのようなアングルでコンタクトするかが大事。アッパーの度合いを必ずチェックします。高さは高すぎず低すぎず、感覚的な部分が大きいですね。アイアンは出球が高いタイプは好きじゃないんです。低く出て、スピンで高く上がる球筋が好き。その点で『APEX MB』はぴったり合っていました」
狙いどおりの高さで飛んでくれる。ドライバー「キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ（9度）」
石川は音にもこだわりがある。練習するときにイヤホンをしないのはインパクト音を大事にしているからだと言う。
「音は自分の中でかなり大事な部分で、微妙な感覚を感じ取れる要素なんです。気持ち良く振れるかどうかという意味でも音は重要ですね」
スウィング自体も年齢とともに進化している石川。2020年は再び世界で挑むためにさらなる飛躍を目指す。
【石川遼の14本】
1W：キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ（9度、ツアーAD PT-7、硬さ：TX）
3W：キャロウェイ XR16 （13.5度、ツアーAD PT-7、硬さ：TX）
5W：キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ（18度、ツアーAD PT-7、硬さ：X）
UT：キャロウェイ Xフォージド UT（21度、NSプロ プロトタイプ、硬さ：X）
4I～PW：キャロウェイ APEX MB（NSプロプロトタイプ、硬さ：X）
AW：キャロウェイ Xフォージドウェッジ（50度、モーダス105、硬さ：X）
SW：キャロウェイ マックダディ2 ツアーグラインド（58度、ダイナミックゴールド EXツアーイシュー）
PUTTER：オデッセイ ブラックシリーズ iX#9
週刊ゴルフダイジェスト2020/1/7・14お正月合併号「pro's spec」より。撮影/姉崎正
