ティショットを打とうとアドレスに入り、ワッグルしていたところ、偶然ヘッドが球に当たってしまった! ティからボールが落ちたので思わず拾い上げてしまったけれど、正しい処置は?
朝イチのティショット。「よーし、なんとかフェアウェイに打つわよ」と気合は十分!
「朝イチのショットはやっぱり緊張するわね……」アドレスに入り、ワッグルをしながら狙いどころを定めていたところ……。
「落としどころばかりに意識があって、手元を見ていなかったみたい。ワッグルしたら偶然ヘッドが球に当たって、ティから落ちてしまったわ……!!」
ワッグル時に偶然ヘッドがボールに当たり、ティから落ちた。正しい処置は?
スタートホールでティショットを打つべくアドレスに入った。狙いどころを見つめながらワッグルをしていたところ、偶然ヘッドが球に当たり、ティから落ちてしまった。思わず拾い上げて再度ティアップしようとしたが、同伴者からは怪訝な表情をされてしまった——。
正解は、「罰なしで再ティアップできる」。ストロークとは、「球を打つために行われるクラブの前方への動き」であり、ワッグルはストロークに該当しない。ストロークを打つまでは球はインプレーとならないため、今回のようにワッグルで球がティから落ちた場合は、罰なしにそのティーィングエリアのどこにでも球を再度ティアップすることができる(規則6-2b)。
週刊ゴルフダイジェスト2020/1/7・14お正月合併号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)