候補はケプカ、スピース、そしてマキロイ
「候補は3人いる、ブルックス・ケプカ、ジョーダン・スピース、そしてローリー・マキロイ。その3人のうちの誰かだろうね」と切り出したタイガー。
「10年間を通してという意味ではマキロイだけど、ブルックスとジョーダンはより短い期間で扉を開いてきた」
タイガーのいう通りケプカは2010年代の前半はほぼ無名。2015年のウェイストマネジメント・フェニックスオープンが初優勝で本当の意味での活躍はここ5年だ。しかしメジャーキラーの異名を取るほど大舞台に強くすでにメジャー4勝を挙げている。
一方スピースは19歳だった2013年にジョンディアクラシックに優勝して以来2017年の全英オープンで11勝目を挙げるまで目覚ましい活躍を見せた。しかしここ数年優勝から遠ざかりプレジデンツカップのメンバー入りも逃している。
その点2010年から2019年までコンスタントに活躍してきたのがマキロイ。「ここ5年メジャーに勝っていない」とケプカに揶揄されたが、2010年代の前半にメジャー4勝しているし、ツアー選手権やプレーヤーズ選手権、WGC(世界ゴルフ選手権)などフィールドの厚い大会で勝星を重ねており(アメリカだけで通算18勝)、2度の年間王者にも輝いている。
「総合的に考えればマキロイだろうね」とタイガーも認めるが「この3人なら誰がプレーヤー・オブ・ザ・ディケードに選ばれても文句はないはず」。
コメント欄には「タイガー・ウッズは該当しないの?」「タイガーで決まり!」「タイガーは今世紀のナンバー1!」と解説したタイガー推しの声が数多く寄せられた。
続いて「ローリーでしょ!」というコメントが多く、番外編としてはタイガーがケプカのことを「ブルクシー」と呼んでいることに「かわいい」「親しみを感じる」という意見も。
かつてはタイガー、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、ビジェイ・シン、レティーフ・グーセンをビッグ5と呼んだもの。20年代はマキロイ、“ブルクシー”、スピースに加えダスティン・ジョンソン、ジャスティン・トーマス、ジョン・ラームらが先頭集団を築いていくのだろうか? もちろん松山英樹にもその一角を担ってもらいたい。