USLPGAティーチング会員の資格を持つ人気美女プロ・小澤美奈瀬が、アドレスからフィニッシュまで、もっと遠くへ飛ばすためのドライバーの基本を教えてくれた。

体重配分は5:5

「もっと遠くへ飛ばしたい!」

多くのアマチュアがティーイングエリアに立ったときにそう考えるのではないだろうか。今回はUSLPGAティーチング会員の資格を持つ人気美女プロ・小澤美奈瀬に、飛距離を伸ばすドライバーショットのコツを教えてもらった。

画像: 小澤美奈瀬にドライバーの打ち方を教えてもらおう!(撮影/野村知也)

小澤美奈瀬にドライバーの打ち方を教えてもらおう!(撮影/野村知也)

はじめに、スウィングの土台となるアドレスの形を教えてもらおう。

「まず体重配分は右足と左足で5:5にしていきます。ドライバーだからといって体重を右に7、8割かけてしまうと、ダウンスウィングで振り遅れが起きやすいので、基本的に5:5で構えましょう」

画像: 両足の体重配分は5:5。スタンス幅は肩幅より少し広めにしよう

両足の体重配分は5:5。スタンス幅は肩幅より少し広めにしよう

スタンス幅はドライバーの場合、「肩幅より少し広め」にしてほしいと言う。

「ドライバーショットでは大きなスウィングアークを作りたいので、肩幅より狭く構えてしまうとバランスが取りづらいです。どっしりと構えるために肩幅よりも少し広めのスタンス幅で構えましょう」

両足へ均等に体重配分をして構えたら、飛ばしのワンポイントとして「少しだけ背骨を体の右側へ傾けていきましょう」と小澤。

「注意したいのが、背骨(上半身)だけを傾けること。腰やお尻も一緒に傾いてしまうのは良くない形です。上半身だけを傾けることでインパクトでアッパーブローで打つことができるので、より高弾道で遠くへボールを飛ばすことができます」

画像: 背骨(上半身)だけを少し体の右側へ傾けることでアッパーブローでインパクトできる

背骨(上半身)だけを少し体の右側へ傾けることでアッパーブローでインパクトできる

ボール位置の目安は「左足かかと線上」

ボール位置は「左足かかと線上が目安」だが、「その日の調子によって曲がり幅も変わってくると思うので、それに合わせて位置を微調整することも大事ですよ」と小澤。

画像: ボール位置は左足のかかと線上を目安にしよう

ボール位置は左足のかかと線上を目安にしよう

「一概には言えないですが、基本的に右へ置くほどドロー、左へ置くほどフェード、もしくはストレートになりやすいです。左足寄りに置くのはアーリーリリースしやすい人にオススメですよ」

前傾の作り方は?

続いては、上半身の前傾の作り方。前傾するときは「股関節から曲げることを意識しましょう」と小澤。両ひざは軽く曲げる程度で十分、むしろ曲げすぎるのは良くないという。

「曲げすぎるとひざが動きやすくなってしまいます。スウィング中は股関節を動かしていきたいので、ひざは安定していたほうが良いです。ジャンプして、着地した反動でかる~く曲がっているくらいのイメージですね」

画像: 股関節を曲げて前傾を作る。両ひざも軽く曲げよう

股関節を曲げて前傾を作る。両ひざも軽く曲げよう

前傾を作ったら、そのまま腕をダランと真下へ下ろしてみよう。

「このときの手と体の距離が、適切なグリップ位置になります。アドレスのルーティンにこの動きを取り入れてチェックすることで遠くへ構え過ぎてしまうことを防げます」

画像: 前傾を作ったあと、腕を脱力させ真下に下ろした位置が体と手元の適切な距離関係だ

前傾を作ったあと、腕を脱力させ真下に下ろした位置が体と手元の適切な距離関係だ

「体から遠い位置でグリップしてしまうと腕にグッと力が入りやすいんですけど、適切な位置でグリップすることで柔らかく使えるようになりますよ」

バックスウィングの注意点

正しく構えることができたら、次はバックスウィング。多くのアマチュアはどこから始動すればいいか迷ってしまうものだが、「バックスウィングはクラブと腕が同じスピードくらいのイメージで上げていく」のが正解だと小澤は言う。

画像: バックスウィングはクラブと腕を同時に上げていくイメージ

バックスウィングはクラブと腕を同時に上げていくイメージ

「クラブが先行してしまうと体の捻転が足りなくなり、スウィングが小さくなってしまいます。クラブと腕を同時に上げて、その動きに胸が付いていき、続いて腰が回っていきます」

クラブを上げるときに注意したいのが、両肩の回転方向だ。

「肩をフラットに回してしまうと基本的にフェースは開いてしまいますし、上体も起き上がりやすいです。なるべく前傾角を保ったまま両肩をタテに回すイメージで振ってみましょう。左肩を下げるイメージを持つといいかもしれません」

画像: 両肩はフラット(右)ではなく、タテに回そう(左)

両肩はフラット(右)ではなく、タテに回そう(左)

切り返しは、ヘッドスピードを上げるための重要ポイント

クラブを上げたら、ダウンスウィングへ移行するために切り返しという動作が入る。この切り返しが、より速いヘッドスピードでインパクトするために重要だと小澤は言う。

「ヘッドスピードを上げていくには、クラブをトップまで上げ切ってから→切り返して→ダウンスウィングとひとつひとつの動作を区切るように行ってしまうと、スピードが失われやすいです」

速度感を損なわずにスウィングするためには「早めのタイミングで切り返す意識を持つといいですよ」と小澤。

「最初はタイミングを取るのが難しいと思うんですけど、バックスウィングでクラブを上げ始めたらすぐに切り返しちゃうくらいのイメージです」

画像: 小澤自身は「腰の高さまでクラブを上げたら切り返す」イメージで振っているそうだが、実際はしっかりトップ位置まで上がっている

小澤自身は「腰の高さまでクラブを上げたら切り返す」イメージで振っているそうだが、実際はしっかりトップ位置まで上がっている

小澤自身は「だいたい腰の高さまでクラブを上げたら切り返すっていうイメージを持っている」そうだが、そのくらいの意識でも実際はちゃんとトップ位置まで上がってくれるという。

切り返しのときは腕に力が入ってしまいがちだが、この動作を主導するのは足(下半身)。速く切り返そうと思うあまりに腕主導の切り返してしまうとミスの原因になってしまう。

「焦って手で切り返しちゃうとアーリーリリースの原因になります。クラブを下ろすときは必ず足から。そこだけは守っていきましょう」

切り返したらフィニッシュまで振り切る

クラブを切り返したら、ダウンスウィングからインパクト、フィニッシュまでは形を気にせず「しっかりと振り切っていくことが大事」だという。

画像: 飛ばしで大事なのはフィニッシュまで振り切ることだと小澤

飛ばしで大事なのはフィニッシュまで振り切ることだと小澤

「よく、フォローあたりでクラブが止まっている方もいますが、それは腕の力で振ってしまっていて、スウィングの途中で減速が始まっているから。フィニッシュまで振り切るために、腕の圧は抜くよう意識しましょう。すると、よりクラブは走っていきますし、リストも柔らかく使えますよ」

スウィング中は目線をどこに向ける?

さて、アドレスからフィニッシュまでの流れを一通りおさらいしてきたが、小澤はもうひとつ、「スウィング中、目線を向ける場所」にも注意していきたいと話す。

「構えてからインパクトまではずっとボールの真ん中を見ましょう。ただし、ショットのシチュエーションによっては、目線の位置を変えるのも有効です。たとえばわたしの場合、打ち下ろしのホールだと体がつっこみやすい傾向があるんですね。そういう時はボールの右側を見ながらスウィングするとつっこみを防ぐことができます」

画像: 目線は画像の赤点が基準。ただし、つっこみすぎを防ぎたいときはボールの右側(青点)へ目線をズラして振りましょうと小澤

目線は画像の赤点が基準。ただし、つっこみすぎを防ぎたいときはボールの右側(青点)へ目線をズラして振りましょうと小澤

逆にボールの左側に目線を向けると最下点がボールの先になり、少しダウンブローに入れる量が強くなる。ドライバーよりもアイアンショットの際に思い出したいワンポイントだ。実際に小澤もアイアンショットのときはボールの左側を見ているという。

小澤が教えてくれたドライバーショットの基本を胸に、ぜひみなさんも練習場で、コースで実践してみてほしい。

写真撮影/野村知也 協力/きみさらずゴルフリンクス

画像: とにかくドライバーで飛ばしたい!アドレスからフィニッシュまでを小澤美奈瀬がイチからレクチャー www.youtube.com

とにかくドライバーで飛ばしたい!アドレスからフィニッシュまでを小澤美奈瀬がイチからレクチャー

www.youtube.com

This article is a sponsored article by
''.