1983年生まれ、沖縄県出身の正岡竜二(まさおか・りゅうじ)。アマチュア時代に数々の成績を残し2006年にプロ入り。そこから成績がなかなか出なかったが、2019年は自己最高の賞金ランク41位でシードを獲得した。そんな彼の選ぶ14本のクラブとは?

ヨネックスのアイアンセットの「P」と「A」、その下に2本のボーケイ

昨年(2019年)はシードこそ獲得したものの、何度かあった優勝のチャンスを逃したことを悔やむ正岡。東北福祉大出身ということもあり、池田勇太と行動を共にすることが多く、技術面やクラブの面での影響も大きく受けている。

画像: 2019年シーズンのサンドセーブ率1位を支えたウェッジが「ボーケイ SM7」(54.5度)。ソールの形状は抜けの良さにとことんこだわっている。「ボーケイ SM6 Sグラインド」(59.5度)は、寝かせて59.5度にしている。

2019年シーズンのサンドセーブ率1位を支えたウェッジが「ボーケイ SM7」(54.5度)。ソールの形状は抜けの良さにとことんこだわっている。「ボーケイ SM6 Sグラインド」(59.5度)は、寝かせて59.5度にしている。

「自分にとってやさしいと感じるものを使うようになりました。若い頃はロングアイアンを使っていましたが、今はアイアン型のユーティリティに替えています。体に無理のないクラブ選びになってきています」

そんな正岡が、14本の中でもっともこだわりがあるのはウェッジだと話す。

「ウェッジにはかなりこだわりがあります。とくにソール部分は、抜けがよくなるように削ってもらっています。そのおかげか、昨年はサンドセーブ率も1位になることができました。ショートゲームで組み立てるのが僕のゴルフなので、ソールの抜けには敏感です」

ウェッジのバックフェースには「8131」と刻印がある。

画像: ヨネックスの「Eゾーン CB501」の“A”までを入れ、その下にボーケイのウェッジ2本を足す、渋いセッティングだ

ヨネックスの「Eゾーン CB501」の“A”までを入れ、その下にボーケイのウェッジ2本を足す、渋いセッティングだ

「これはハイサイと読むんですが、沖縄の方言で、『こんにちは』という意味です。めちゃくちゃ愛着があります」

昨年の賞金ランクは41位。実力的には優勝はもちろん、もっと上位で活躍できる。今年こそ主役に躍り出てもらいたい。

週刊ゴルフダイジェスト2/25号「pro's spec」より。撮影/岡沢裕行

【正岡竜二の14本】
1W:キャロウェイ エピックフラッシュ(9度、テンセイ 60、硬さ:X)
3W:キャロウェイ エピックフラッシュ(13.5度、テンセイ 70、硬さ:X)
UT:タイトリスト H1(19度、ディアマナ サンプ、硬さ:X)
4UT・5UT:スリクソン XU85(23度・26度、NSプロ モーダス システム3 プロト、硬さ:X)
6I~PW:ヨネックス Eゾーン CB501(NSプロ モーダス システム3 プロト、硬さ:X)
AW:ヨネックス Eゾーン CB501(50度、NSプロ モーダス システム3 プロト、硬さ:X)
AW:ボーケイ SM7(54.5度、NSプロ モーダス システム3 プロト、硬さ:X)
SW:ボーケイ SM6 Sグラインド(59.5度、NSプロ モーダス システム3 プロト、硬さ:X)
PUTTER:オデッセイ ミルドコレクション TX DYPE

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