2020年に向け「なにか変化を」とギアをチェンジ
昨年(2019年)はサマンサタバサレディースで初優勝を飾るものの、予選落ちが7試合。とくに後半戦での予選落ちが多く、それが課題となっていた小祝。「何か変化を」と行ったのが、アイアンのシャフトをスチールに替えることだった。
「昨年末にアイアンのシャフトをカーボンからスチール(ダイナミックゴールド85)に替えたんです。トレーニングを重ねて振れるようになってきたからか、タイミングが合わなくなってしまって。シーズン終盤は球が散らばってしまいました。スウィングは悪くないのに球が曲がるので、シャフトを替えようと思いました。するとタイミングがとりやすく、もっと早く替えればよかったなと思います」
本来であれば、スウィングのレベルが上がるにつれてクラブも替えるのが当然。スチールに替えたことで、ヘッドの動きが体の動きに同調し始めたと小祝は話す。
課題であるグリーン周りは57度のウェッジを基準に組み立てているそうで、「56度を使っていましたが、それだとグリーン周りが難しくて対応できませんでした。ただ、イメージは変えたくなかったので、58度のウェッジを1度立てて使っています」
2020年は、複数回優勝を目標に、シーズン開幕を待つ。
【小祝さくらの14本】
1W:スリクソン Z785(9.5度、ツアーAD PT-5、硬さ:S)
3W:スリクソン Z F85(15度、ツアーAD PT-5、硬さ:S)
3UT・4UT:スリクソン Z H85(ツアーAD HY75、硬さ:S)
5I~PW:スリクソン Z585(ダイナミックゴールド85、硬さ:S200)
AW・SW:クリーブランド RTX-3(47度・51度・57度、ダイナミックゴールド95、硬さ:S200)
PUTTER:テーラーメイド スパイダーX
週刊ゴルフダイジェスト4/14号「pro's spec」より。撮影/大澤進二