96歳に至る今日までに、エージシュート1472回の大記録を達成した鉄人ゴルファー・植杉乾蔵氏と、その妻で乾蔵氏を「ケンゾーさん」と呼ぶ千枝子氏。夫婦で末永くゴルフを楽しむために実践してきた健康長寿の秘訣を、2人の著書「エージシュート記録1472回(更新中)植杉家の暮らしかた」よりご紹介。

背筋は体の大黒柱。健康長寿も飛距離アップも

ケンゾーさんは、剣道の経験があることも幸いして、もともと姿勢がよいほうです。ゴルフのスウィングをするときにも、よい姿勢でいればフォームもよくなり、球も遠くに飛びスコアアップにつながる。そう考えてラウンド中は、自分でも意識的に姿勢を正しているようです。

画像: エージシュート1472回の大記録を達成し、現在も更新を続ける鉄人ゴルファー・植杉乾蔵氏。乾蔵氏は健康長寿、そして飛距離アップのために正しい姿勢を心がけていると妻の千枝子氏は言う(写真は2010年 撮影/松岡誠一郎)(写真は2011年 撮影/有原裕晶)

エージシュート1472回の大記録を達成し、現在も更新を続ける鉄人ゴルファー・植杉乾蔵氏。乾蔵氏は健康長寿、そして飛距離アップのために正しい姿勢を心がけていると妻の千枝子氏は言う(写真は2010年 撮影/松岡誠一郎)(写真は2011年 撮影/有原裕晶)

そもそも「正しい姿勢」とはどのようなものでしょうか。医学的な正しい姿勢の条件は、後ろから見たら立ち姿が左右対称になっており、横から見たら、首が前方、肩甲骨あたりが後方、腰が前方にそれぞれ湾曲してS字にカーブしていること。それが理想だと言われています。

正しい姿勢で生活することで、年齢よりも若く、実際より背が高く見えますし、さっそうとして健康的な印象になります。

姿勢で精神面も変わってきます。背中を丸めたままだと、なんとなく暗い気持ちで物事を悪く考えがちですが、シャキッと背筋を伸ばすと、明るく前向きな気持ちになれるものです。

ラウンド中、正しい姿勢を心がけているケンゾーさんですが、やはり後半になると、疲労や集中力の欠如からか、老人の姿勢になってしまうことがあります。そんなときはすかさず、私が「姿勢を正して!」と声をかけます。日常生活でもお互い気づいたほうがすぐに注意します。

常に姿勢を正しているためには、日常のちょっとした工夫や注意、さらに根気と努力も必要ですが、特別な運動をするわけでもなく、心がけ次第でだれでも実践可能なこと。姿勢を正しくすると、血液の循環がよくなり、代謝もよくなります。手足の冷えも防げるし、内臓の働きも活発になるはず。健康長寿と飛距離アップの一石二鳥を、ちょっと意識付けすることで実現できたらうれしいですね。

「エージシュート記録1472回(更新中)植杉家の暮らしかた」(ゴルフダイジェスト社)より。語り手:植杉千枝子氏

画像: 小澤美奈瀬が教える!上げる転がす自由自在のアプローチ術 youtu.be

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