バンカーからの3打目は、OBエリアに一直線。打ち直しのドロップをする前に、砂の凹凸をレーキでならしていたところ、同伴者から2打罰を指摘されてしまった。これってペナルティになるの?

「距離があるからしっかり打たなくちゃ……」
ガードバンカーからの3打目。「ちょっと距離があるわね……。でもここは絶対に寄せたいっ!」

「あ、ヤバっ!!」
どうやらクリーン気味に打ってしまった模様。「あー! やっちゃった~」

「あ~、やっちゃった!」「ドンマイ、ドンマイ!」
残念ながらボールはグリーン奥のOBゾーンへ。「あ~あ、また打ち直しかぁ。でも、次は絶対に失敗したくないんだよな……」

「そうだ、ドロップする前に砂をきれいに均して……」「ちょっと、砂を均したら2打罰よ!」
バンカーからのショットOBになった後、ドロップする前に砂を均すとどうなる?
距離のあるガードバンカーからトップしてしまった3打目は、グリーンのOBエリアに。打ち直しのドロップをする前に、「ボールがバンカーにない場合は砂を均してもいいはず」と、凹凸をレーキで均していたところ、同伴者から2打罰を指摘されてしまった。
正解は、「罰打なし」。
プレーヤーはバンカー内で拾い上げた球を同じバンカー内にドロップやプレースする場合、穴、くぼみ、起伏のある面を作ったりなくすことは認められていない(規則8・1a)。ただし今回のようにプレーの後に球がバンカーの外にあれば、ストロークと距離の救済を受ける場合であってもバンカーの砂を均すことができる(規則12・2b)。
週刊ゴルフダイジェスト6/23号「ゴルルとルール2020」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)

週刊ゴルフダイジェスト 2020年 06/23号
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