強気な攻めを支えるニューアイアン
2017年のマイナビABCチャンピオンシップでツアー初優勝を飾ってから早くも2年以上が経過し、そろそろ2勝目を手にしたいと強く思っている小鯛。そこで着手したのがアイアンの変更。オフに2019シーズン中に作ってあったアイアンにチェンジしたと話す。
「今年1月のSMBCシンガポールオープンではマッスルバックタイプを使っていたんですが、もう少し飛距離がほしいと思っていました。昨年試したときはテークバックで開く感じがして使わなかったんですが、自分のスウィングも変わってきたというのもあって使ってみたらマッチしました」
と選んだのが、契約先のミズノのハーフキャビティアイアン「ミズノプロ319」だ。
昨年の小鯛のパーオン率は64位タイで、決していい成績とは言えない。それに伴ってバーディ率も当然低くなり、セカンドショットの精度を上げることが課題のひとつだった。
もともとフェアウェイウッドが飛ぶ小鯛にとって、アイアンの飛距離をアップさせることはクラブ全体の飛距離のバランスをよくするための絶対条件であり、アイアンを替えたことでその課題を克服した。
アイアンはソール部分にやや厚みがあり、楽にボールが上がるタイプ。強気な攻めを支えるニューアイアンは小鯛のツアー2勝目を後押ししてくれるはずだ。
【小鯛竜也の14本】
1W:ミズノ ST200x(10.5度、ディアマナ Dリミテッド、硬さ:X)
3W:テーラーメイド M2ツアー(13.5度、ディアマナ、硬さ:X)
UT:ピン G400(16度、プロジェクトX HZRDUS ブラック、硬さ:6.5)
3I:ミズノプロ FLI-HI(プロジェクトX HZRDUS ブラック、硬さ:6.5)
4I~PW:ミズノプロ 319(プロジェクトX、硬さ:6.5)
AW・SW:ミズノT20(53度・58度、プロジェクトX、硬さ:6.5)
PUTTER:スコッティ・キャメロン P5 GSS プロト
週刊ゴルフダイジェスト6/30号「pro's spec」より。一部加筆。 撮影/三木崇徳