GOLFTVのツイッターによれば、4連続で54ホール終了時点で首位に立った選手は、1999年以来2人しかいない。すなわち、1999年のタイガー・ウッズと、2020年のダスティン・ジョンソンだ。
1999年のタイガーは年間8勝とまさに全盛期の輝きを放っていた時期。そしてその年、全米プロ、WGC NEC招待、NCRゴルフクラシック、ツアー選手権の4試合で54ホール終了時点でトップに立ち、そのすべての試合を制している。つまり4連勝。
それから21年。ついにタイガーの「4連続54ホール終了時点でトップ」の記録に肩を並べる男が現れる。2020年の年間王者、ダスティン・ジョンソンだ。
なんの偶然か、その記録がスタートしたのは1999年のタイガーと同じ全米プロ。以降、ノーザントラスト、BMW選手権、ツアー選手権と4試合連続で54ホール終了時点でトップに立った。
ただ、結果はタイガーの場合とちょっと違う。“全勝”のタイガーと異なり、DJの場合は全米プロとBMW選手権では惜しくも2位に終わっているのだ。
さて、ではこの記録には続きがあるのか? 1999年のタイガーの“次戦”を調べてみると、ツアー選手権の翌週にWGCアメックス選手権に出場している。
ちなみにその試合、タイガーは優勝して怒涛の5連勝を挙げているのだが、54ホール終了時の順位は……首位と1打差の3位タイ! 惜しい(?)!
DJの次戦は9月17日開幕の全米オープンになるはずだが、果たしてタイガー超えは果たせるか? 54ホール終了時点のDJの順位にも注目だ。
(注:2020年のツアー選手権は“ハンディ制”。もしハンディがなければ、DJは54ホール終了時点でトップではなく、比較の対象にならないのでは……という意見もある)