ニュードライバーが、2度目の日本オープン制覇の立役者
圧巻の逆転劇で2度目の日本オープンのタイトルを手に入れた稲森祐貴。5年連続フェアウェイキープ率1位という数字から「曲がらない男といえば稲森」というイメージは誰もが認めるところだ。メジャー2勝目の立役者となったニュードライバーについて聞いた。
「前作と比べて構えやすくなったのがすぐに投入を決めた理由です。あと薄くなってシャープになった印象もあります。打感の手応えもよくてかなり使いやすくなった感じです」
稲森がドライバーでとくに重視しているのが構えたときの顔だ。インパクトゾーンでボールを真っすぐに押す感覚を大事にしているため、スクエア感がマストになる。パッティングに近いイメージでヘッドを動かしているとかつて話していたほどで、このインパクトの感覚こそが曲がらない秘訣といえる。
また、今年新しく投入したクラブの中でとくに気に入っているのがアイアン型の4番ユーティリティとのこと。
「頭の中でイメージした球をそのまま表現することができます。ミスヒットしたときも、ミスの幅がかなり狭まりました」
曲がらないことを追求し続ける姿勢こそが、強さの源なのだ。
週刊ゴルフダイジェスト11/10号「pro's spec」より
【稲森祐貴の14本】
1W:スリクソン ZX7(9.5度、三菱ケミカル ディアマナ ZF60、硬さ:X)
3W・5W:スリクソン ZX(15度・18度、三菱ケミカル テンセイCK BLUE60、硬さ:TX)
UT3:スリクソン ZXハイブリッド(19度、フジクラ MCH90、硬さ:X)
UT4:スリクソン ZXユーティリティ(23度、NSプロ モーダス3ハイブリッド、硬さ:X)
5I~PW:スリクソン ZX5(NSプロ モーダス3 プロトタイプ、硬さ:S)
AW:クリーブランド RTX ZIPCOREフォージド(50度、NSプロ モーダス3 プロトタイプ、硬さ:S)
SW:クリーブランド RTX4フォージド(58度、NSプロ モーダス3 プロトタイプ、硬さ:S)
PUTTER:オデッセイ ストロークラボTEN