今年はブリヂストンのニュードライバーを使用
宮里優作がクラブ契約フリーになったのは2015年のこと。ドライバーに関しては2017年、2018年とピンを使用し、昨年(2019年)はテーラーメードがエースドライバーだった。そして気になる今年、宮里のバッグにはブリヂストンの新しいドライバーが入っている。
「前作よりも顔がスポーティになって構えやすくなりました。飛距離や操作性でも満足できる部分が多いドライバーです」
契約フリーになったからこそクラブの本質にこだわるようになった。もともと感性が豊かでクラブの微妙な変化を感じ取れるタイプだけに、自分の感覚でクラブを選べるというのは大きなプラス要素に働いたに違いない。それを象徴するひと工夫が今回のドライバーにも表れている。
「調整用のウェートを外して使用しているんです。いまの自分のスウィングとアイアンへの流れとつながりを重視した結果、外して使うのがベストと考えたからです」
宮里は14本すべてのクラブの重量の流れを大事にしている。どれか1本でも違う感覚のものが入ると、スウィングそのもののバランスが崩れてしまうからだ。
本質を知る男のこだわりの14本はわれわれアマチュアが大いに参考にすべき要素が詰まっている。
週刊ゴルフダイジェスト11/24号「pro's spec」より。撮影/岡沢裕行
【宮里優作の14本】
1W:ブリヂストン ツアーB X(9.5度、グラファイトデザイン XC-6、硬さ:X)
3W:テーラーメイド M5(13.5度、グラファイトデザイン BB-7、硬さ:X)
3I:ヨネックス E-ZONE CB701(N.S PRO モーダス3 プロトタイプ、硬さ:S)
4I~PW:ブリヂストン 201CB(N.S PRO プロトタイプ、硬さ:S)
AW:ヨネックス E-ZONE CB501(50度、N.S PRO プロトタイプ、硬さ:S)
AW・SW:ブリヂストン プロトタイプ(55度・61度、N.S PRO プロトタイプ、硬さ:S)
PUTTER:スコッティ・キャメロン サークルT プロトタイプ