理想としているドライバーのスピン量は2200回転
塩見好輝はプロの中ではそれほど体格が大きいほうではない。ただ、飛距離全盛の昨今のツアーでは、勝つためにはやはり飛ばすことの必要性は高い。そこで塩見をバックアップしているのがテーラーメイドの「SIM MAX」だ。
「自分が理想としているドライバーのスピン量は2200回転くらい。SIMのほうを使うとスピン量が1500から1800回転くらいになるので、ドロップする感じになってしまうんです。スピンが少なすぎるとキャリーも出ないし、球を曲げることができないんです。ある程度操作することを考えるとやっぱり2000回転以上はほしいですからね」
低スピン&高打ち出しは飛距離を出すための必須条件だが、それが過剰になり過ぎると飛ばなくなることはアマチュアも大いに参考にしたい部分だ。また、ドライバー以外のクラブに関してもスピン量というものを重視している。
「3番アイアンはマネジメント面でもかなり多用するクラブですが、UDIとP770の2本を使い分けています。UDIのほうがスピンが入る感じ。あと3番と4番のP770は少しフェースが大きく、ブレード部分が大きくてMCよりもやさしく感じるので、全番手を同じ感覚で打つことができる。自分にとっての振りやすさを全体的には重視しています」
週刊ゴルフダイジェスト2/2号「pro's spec」より。撮影/姉崎正
【塩見好輝のセッティング】
1W:テーラーメイド SIM MAX(10.5度、スピーダー661 エボリューションⅦ、硬さ:X)
3W・5W:テーラーメイド SIM MAX(14度・18度、スピーダー757 エボリューションⅦ・スピーダー757 エボリューション、硬さ:X)
UT3:テーラーメイド SIM UDI(20度、TR ハイブリッド 105、硬さ:S)
3I・4I:テーラーメイド P770
5I~9I:テーラーメイド P7MC
AW:テーラーメイド ミルドグラインド(48度、ダイナミックゴールド ツアーイシュー S200、硬さ:S)
AW・SW:ボーケイ・デザイン SM8(52度・58度ダイナミックゴールド ツアーイシュー オニキスPCB S200)
PUTTER:スコッティキャメロン サークルT プロトタイプ