「クラブはいいものを使いたいんです!」
プロ入会は2016年で、年々実力をアップさせている田辺ひかり。現在クラブ契約はフリーで、自身のこだわりが14本それぞれに込められている。中でも重視しているのが2本のウェッジだ。
「今は50度と56度の2本を使っています。先輩やコーチからは58度がいいと勧められているのですが、そうなると何を1本抜くかという問題があって迷い中です。ただ、70、80、90ヤードの精度を上げることは勝つためには必要なことなので、ウェッジを3本にするというのは効果的だと考えています」
56度を58度に替える選択肢はないのかと聞くと、それはないと即答。彼女の中では50度と56度の精度には自信があり、そのレベルをさらに上げるための58度というとらえ方のようだ。
クラブ契約はフリーだが、基本的にいいと思ったクラブは使い続けるタイプだと言う。
「クラブを替えることに抵抗があるわけじゃないんですけど、今使っているのが自分に合っていて最高なんです。そのクラブを超えるいいクラブがあればそれに替えることはあります」
田辺はクラブをかなり短く持って振ることでも有名だが、クラブを操作する感覚に長けている。自身の持ち味を最大限に発揮できることがクラブ選びでこだわっている部分のようだ。
週刊ゴルフダイジェスト2/16号「pro's spec」より。PHOTO/Yujiro Kawatani
【田辺ひかりのセッティング】
1W:キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ(9度、ツアーAD IZ-5、硬さ:R)
3W・5W:キャロウェイ マーベリック(15度・18度、ツアーAD IZ-5、硬さ:R)
UT3・UT4:ピン G400(19度・22度、MCH 60、硬さ:R)
5I~PW:キャロウェイ Xフォージド 2017(N.S.PRO 850GH、硬さ:S)
AW・SW:キャロウェイ JAWSフォージド(50度・56度、N.S.PRO モーダス3、硬さ:S)
PUTTER:ピン SIGMA2 KUSHIN C