2020年シーズンは13試合に出場して予選落ちが約半数の6試合と不本意な1年を過ごした松田鈴英。その要因となっていたのがエースドライバーを手放さなければならなかったことにある。
「少し前にエースドライバーが壊れてしまって。そこから色々試しながら4回くらいはドライバーを替えてきました。なかなか思うような感覚で打つことができずに正直迷走していました。それがやっと同じ感覚で打てるドライバーに出合えたんです」
松田にとって重要なボイントがつかまりすぎないことだ。スウィングのタイプにもよるが、女子の中でもかなりのハードヒッターで、スウィングでつかまえにいく松田にとってはクラブでつかまりすぎることはデメリットになってしまう。今のドライバーは飛距離も申し分ないようで、本来の思い切りのいいスウィングを取り戻しつつあるだけに今シーズンが楽しみだ。
またブリヂストンが中心のクラブの中でSWだけは三浦技研のものを使用している。
「単純に顔の好みです。トウが出ているんだけどかぶっていないのを探していたときにコーチから勧められて」と感性からくる独自のこだわりを教えてくれた。その明るい表情から今シーズンは久々に混刺とした松田らしいブレーを見せてくれそうな予感がする。
週刊ゴルフダイジェスト2/16号「pro's spec」より。
PHOTO/Hiroaki Arihara
【松田鈴英の14本】
1W:ツアーBX(10.5度、 VENTUSブルー5、硬さS)
3W:ツアーB JGR(15度、スピ-タ-569エボリューション5、硬さS)
5W:ツアーB JGR(18度、スピ-タ-569エボリューション5、硬さS)
4UT:ツアーB JGR(22度、MCH70、硬さS)
5I~6I:201CB (N.S.PRO 850GH、硬さS)
47度:ツアーB XW-1(N.S.PRO 850GH)
52度:ツアーB XW-1(N.S.PRO 850GH)
58度:三浦技研MB-5000WC(N.S.PRO 850GH)
PUTTER:テーラーメイドTPコレクションJUNO