こだわりが詰まった、新旧織り交ぜた14本
2021年の初戦を制すなど好調な小祝さくら。バッグの中には新旧のクラブが入っているが、そこには彼女なりのこだわりが詰まっている。
「新しいクラブが出てもすぐに替えるということは基本的にないんです。ウェッジはたぶんプロテストを受けた頃からずっと使い続けているものです。いろんなウェッジを試すことはするんですが、このクラブの顔が好きで替えることができませんね」
一方でドライバーは新モデルを投入し、それが好調の要因にもなっていると話す。
「このドライバーにしてからボールが強くなりました。前作のモデルからすんなり移行できたことが(2021年)開幕から3戦で2勝できた要因になっているのかもしれません。その日のドライバーの調子がいいと感じるときはどんなに狭いホールでもティショットでドライバーを持つことができます」
今のクラブセッティングに対して100点満点だと絶対的信頼を持っていることが好調を支えていることは間違いない。また、コースによって5番ウッドを入れて、3番ユーティリティを抜くなど臨機応変に対応するあたりは、クラブセッティングからもゴルフ力の高さが垣間見える。目標である賞金女王に向けて、まだまだ快進撃は続きそうだ。
週刊ゴルフダイジェスト4/20号「pro's spec」より。撮影/姉崎正
【小祝さくらのセッティング】
1W:スリクソン ZX5(9.5度、ツアーAD PT-5、硬さ:S)
3W:スリクソン ZX(15度、ツアーAD PT-5、硬さ:S)
UT3・UT4:スリクソン Z H85(19度・22度、ツアーAD HY-75、硬さ:S)
5I~PW:スリクソン Z585(ダイナミックゴールド 85、硬さ:S200)
AW・SW:クリーブランド RTX-3(48度・50度・58度、ダイナミックゴールド 95、硬さ:S200)
PUTTER:オデッセイ ストロークラボ SEVEN