新兵器として投入したのは、ヤマハの「プロトタイプ」
今年52歳の藤田寛之がレギュラーツアーで戦い続けるために新兵器を投入した。
「昨年の年末くらいから使い始めています。見た目も性能面もかなり変わりました。打感は弾く感じはあるけど、ボールがくっつく感じもある。この感覚があるのとないのでは操作性の有無に関わるので大事な部分なんです。データ的にも初速は出ているし、満足しています」
藤田いわく、いろんなメーカーの性能を研究してヤマハが作ったのがこのヘッドだそう。
「ちょっと攻撃的な見た目になったのはいいでしょ。ここで打ってほしいというのがわかるクラブで、そこで打てば飛ぶというのが感じられるので、すごく扱いやすいんです」
またアイアンも今年から投入した新しいツアーモデルだ。
「実際に試合になると何よりもコントロールできることが重要になります。前のモデルよりも操作性が高くなって、コントロールしやすくなりました。前作よりも打ち出しが低くなってスピンが増えた感じ。顔の良さもいいですよ」
最近の若手は飛距離が出るが、そこに藤田自身はそれほど脅威を感じていない。その背景には信頼できるクラブがあるからなのかもしれない。
週刊ゴルフダイジェスト5/25号「pro's spec」より。撮影/姉崎正
【藤田寛之のセッティング】
1W:ヤマハ RMX プロトタイプ(10.5度、ディアマナ プロトタイプ、硬さ:X)
3W:ヤマハ RMX プロトタイプ(15度、ディアマナ R60、硬さ:X)
5W:ヤマハ RMX FW(18度、ツアーAD F85、硬さ:X)
UT4・UT5:タイトリスト TSi2(21度・24度、AMT ツアーホワイト、硬さ:S200)
5I~PW:ヤマハ RMX プロトタイプ(AMT ツアーホワイト、硬さ:S200)
AW・SW:タイトリスト ボーケイフォージド(52度・58度、ダイナミックゴールド、硬さ:S200)
PUTTER:スコッティ・キャメロン プロトタイプ