1990年生まれ、大阪府出身の小鯛竜也(こだい・たつや)。2017年のマイナビABCチャンピオンシップでツアー初優勝を飾る。今季はなんとしてでも2勝目を手にすると意気込んでいる。そんな彼の選んだセッティングとは?

自分の中で気持ちよく振れることが一番大事!

小鯛竜也といえば小気味いいスウィングと思い切りの良いプレースタイルが持ち味。そんな小鯛が取り組む課題の一つに飛距離アップがある。

「やっぱり飛距離はほしいですね。ただ、スウィングを大きく変えたり、パンプアップしてそこを目指すというよりは、自分の中で気持ちよく振れることを大事にしています。クラブに関しては、ドライバーは昨年のモデルで、シャフトの長さを46.5インチにしています。シャフトも長らく使っていたディアマナからベンタスのブラックにして、より強い球を目指しました。新しいモデルのヘッドも試したんですが、替えない選択をしました」

画像: 長さを46.5インチに。飛距離アップはマスト。ドライバー「ミズノ ST200X」(10.5度)

長さを46.5インチに。飛距離アップはマスト。ドライバー「ミズノ ST200X」(10.5度)

小鯛は仮に飛距離が出る握り方やクラブが存在しても、自分の中に違和感があるとそれは長続きしないと話す。クラブを長くしても、ヘッドはそのままにしているあたりは、できるだけ自分が持ついい感覚を持続させたいという意図が感じられる。また3番ウッドに関しても新しいタイプを使用しているが、長く使っていたテーラーメイドのM2と同じ感覚で振れるというのが替えた理由。

端正なルックスで穏やかな雰囲気を持つ小鯛だが、意外と頑固な一面がある。自分の譲れないこだわりを貫きとおした先には、必ずツアー2勝目が待っている。

画像: 自分の中で気持ちよく振れることが一番大事!

【小鯛竜也のセッティング】
1W:ミズノ ST200X(10.5度、ベンタス ブラック、硬さ:6X)
3W:テーラーメイド SIM2(13.5度、ベンタス ブルー、硬さ:7X)
UT2:テーラーメイド SIM2 レスキュー(17度、HZRDUS PLOJECT X 85、硬さ:6.5)
UT3:ミズノプロ FLI-HI(19度、HZRDUS PLOJECT X 85、硬さ:6.5)
4I~PW:ミズノ JPX921ツアー(プロジェクトX、硬さ:6.5)
AW:ミズノ T7(52度、プロジェクトX、硬さ:6.5)
SW:ミズノ T20(59度、プロジェクトX、硬さ:6.5)
PUTTER:オデッセイ VERSA Vライン CS

週刊ゴルフダイジェスト6/1号「pro's spec」より。撮影/姉崎正

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