1991年生まれ、埼玉県出身の石川遼(いしかわ・りょう)。ツアー通算17勝。2021年シーズンは、ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップで7位タイ、ゴルフパートナー PRO-AMトーナメントで4位タイに入るなど、徐々に調子を上げてきている。そんな彼の選んだ14本のクラブとは?

ドライバーは流行りの「ウェート外し」

スウィング改造中の石川遼だが、つねに追い求めてきたのは飛距離だ。時代の流れとしても飛ぶことはマストと言えるが、そこには自身が持つ良い感覚で振れることが影響してくる。

「今使っているドライバーは昨年の12月にテストをして、ソニーオープン(inハワイ、2021年1月開催)から試合に投入しました。ソールにウェートを貼っていますが、クラブ担当の方が前モデルの良かったときのスペックに合わせて調整してくれたものです。ヘッド自体のウェートを外して、ヒール側に鉛を貼っていますが、僕自身はあまりウェートの位置がどことかは気にしなくて、それよりも振ったときの重心の感じ方やタイミングを重視しています」

画像: 新ドライバーはウェートを外し、ヒール側に鉛を貼っている。ドライバー「エピック MAX LS」(9度)

新ドライバーはウェートを外し、ヒール側に鉛を貼っている。ドライバー「エピック MAX LS」(9度)

テストの段階では2タイプのヘッドが用意されていたが、現状はLSを選択。その要因の一つがアドレスしたときのフィーリングだ。

「LSとSPEEDの両方とも数値がよかったんですが、見た目の差でLSを選びました。ヘッドのトップラインが真っすぐで、アドレスしたときに構えやすく、さらに新しいシャフトが白色なので、合わせてアライメントを確認しやすいというのもありますね」

数値的にも前モデルよりも向上しているとのことで、シーズン中盤戦に向けての石川の飛距離にも注目したいところだ。

画像: ドライバーは流行りの「ウェート外し」

【石川遼のセッティング】
1W:エピック MAX LS(9度、ツアー AD HD-7、硬さ:TX)
3W:エピック スピード(13.5度、ツアーAD HD-7、硬さ:TX)
5W:MAVRIK サブゼロ(17度、ツアーAD PT-8、硬さ:X)
4I・5I:APEX PRO(N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ、硬さ:X)
6I~9I:APEX MB(N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ、硬さ:X)
PW・AW・SW:JAWS フォージド(48・52・56・60度、N.S.PRO モーダス システム3 プロトタイプ、硬さ:X)
PUTTER:オデッセイ PT09iX

週刊ゴルフダイジェスト6/8号「pro's spec」より。撮影/有原裕晶

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