「もっこす」とは肥後もっこすのことで熊本県の男性の気質を表すときに使われる。正義感が強く、曲がったことが大嫌い。その言葉がぴったりなクラブデザイナーでマスダゴルフ主宰・増田雄二がゴルファーの悩みに今日も答える!

(質問)
ゴルフクラブが大好きで新しいモデルが出るとつい買ってしまいます。新製品はさまざまな趣向を凝らして性能を向上しているように思います。しかし、上手い人の中には、気に入ったものを長く使っている人も少なくありません。クラブは長く使ったほうがいいのでしょうか?(神奈川県 58歳 平均スコア88)

担当記者(※以下GD):増田さんのようなクラブメーカーの人は、どんどん新しいモデルに買い替えてほしいですよね(笑)

増田:それはそうなんだけど(笑)。人気があるからといって、闇雲にあれこれと買うのはあまりよくないかもしれませんね。まず前提として、そのクラブを使ってみて、どんな球が出るとか、どんな振り心地なのかとかを知ることが必要です。もちろん購入するときには、試打して検討する人も多いと思いますが、一度試打室で打ったくらいでは、なかなかそのクラブのことはわからないものです。

練習場で打ったり、実際にラウンドすることで、いろんな局面でそのクラブがどんな動きをするのかが少しずつわかってきます。その感じに慣れてくることで、よりクラブを使いこなせるようになるわけです。だから、まずはその道具を使い込んでみないといけないですね。

画像: 新しいクラブが出るとすぐ買う人、長く同じクラブを使い続ける人、どっちがいいの?

新しいクラブが出るとすぐ買う人、長く同じクラブを使い続ける人、どっちがいいの?

GD:アマチュアはプロのように練習したり、たくさんラウンドしたりできるわけではないから、使い込むにも時間が必要ですよ。そう考えると、やはり買ってみて試さないとですね。

増田:新しいものを試すというのは、やはり大切だと思いますよ。満足してしまうと、そこで停滞してしまうというか、自分をそれ以上に変えることができないので。まずトライしてみないとね。それに新しいクラブがあると、練習する意欲がわくでしょう。

GD:プロの中にもパターをコロコロ変える選手もいますが、パターの名手と呼ばれてる人は意外と同じパターを長く使っていますよ

増田:それはカップインしているから。結果が出ているとプロは変える必要がない。矛盾するようだけど、どんどん結果が出ると、自信も生まれるし、道具に信頼感も芽生えます。仮に、パットが入らなくなってもパターに信頼感があれば、自分が悪いと思えますよ。

GD:クラブはいろいろ試したほうがいい。使い込んでその道具に慣れることも大切。そして、結果が出て、信頼感が生まれてくると長く使うクラブもあるということですね

増田:そうです。まずは使って試してみることが大事です。自分がそのクラブを上手く操れるように、クラブの特性を活用して、機能を引き出せるように練習しないといけません。

そうやって練習していくなかで、この1本なら大丈夫と自信をもって使えるクラブに出会えたらいいですよね。そんなクラブがあれば長く使えるし、そのクラブを軸にゴルフを組み立てることが出来ますから。

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