街を歩けばプロゴルファーに当たる!?
おはようございます! 全英オープン特派員記者の週刊ゴルフダイジェスト編集Y口です。
日本時間の8日金曜日の深夜に日本を発ち、現地時間の9日土曜日正午過ぎに、会場のあるセントアンドリュースに到着しました。原稿を執筆しているいまの現地時間は9日の夜22時。たった半日歩いただけですが、ゴルフの街で出会ったもの聞いたもの、どれも興奮するものばかりだったので、早速レポートしちゃいますね!
さて、「ゴルフの聖地」といわれるセントアンドリュース、住人の数は2万人に満たないのですが、トーナメントウィークの1週間でその約15倍に相当する29万人のギャラリーが押し寄せます。この日はトーナメントの前週の土曜日、いつもより賑わっているようですが、イベント好きの私からすると大イベントの開催ウィーク前夜としては静かに思えます。とはいえ、犬も歩けば棒に当たる、ではないですが、ディフェンディングチャンピオンのコリン・モリカワが奥さまとスーパーで買い物していたり、テラス席でビールを飲んでいるショーン・ノリスがいたりと、至るところでプロゴルファーに”当たります”。小さな街なので、普段のメジャーよりプロがより近いところにいるんでしょうね。
「まだ始まっていない」のどかさ
さて、我々も早速コースに行ってみました。日曜日の10日からが練習日とされていて、日曜日だとチケットを持っているギャラリーや関係者しかコース内には入れませんが(オールドコースだけでなく、隣接するニューコースやエデンコースなども施設が建設されているのでNG)、9日(土)は関係ありませんでした! ギャラリースタンドにも入れますし、グリーン上やバンカーでなければフェアウェイに入ることも。犬の散歩や、キャリーケースを引きずっている観光客がいるほどです。
開場は興奮したのはやはりタイガーの出現!
とはいえ、出場プロは練習ラウンドが可能なので、プロの練習ラウンドを観光客が見ることはもちろん、撮影もお咎めなし。もっとも観客が多かったのは現地時間で19時少し前にコースに現れたタイガー・ウッズ。アイアン1本、ウェッジ2本、パター1本の4本を手に、仲良しのジャスティン・トーマス(以下JT)と練習ラウンド、そのグループには100人超の人だかり!私も3ホールついて練習内容を観察しましたが、アイアンは打たず、ティーイングエリアや2打目地点に立って、JTに攻め方を教えたり、グリーン周りとグリーン上の感触を確かめるようにパットを入念に行いました。また2番ホールのグリーン上からウェッジでアプローチするシーンも。傾斜がきついので、パターよりウェッジのほうがイメージが出るんでしょうね、本番でもそんな攻め方するかもしれませんね! 現地駆け付け早々に、この豪華共演を間近で見られたのも開場前ならではですよね。
さて、最後にひとつ。ギャラリースタンドを見上げたところ、出場選手の出身国の国旗が掲げられていたのですが、日本の日の丸だけ半旗になっていました。安倍晋三元総理大臣の訃報を受けたからでしょう、ゴルフ好きで知られた安倍元総理への追悼の意を感じました。
PHOTO/Tadashi Anezaki