いよいよ始まった海外メジャー「全英オープン」。現地でその模様を練習日から追っていたカメラマン・姉崎正の現地レポートをお届け。

現地時間で6時40分。第1組のポール・ローリーがティーショットを放ち、第150回全英オープン本戦が始まりました。カーヌスティの悲劇として伝えられ、敗者の名前~フランス人バンデベルデ~が広く知られた大会の優勝者、ローリーが大会の火蓋を切りました。

画像: 全英オープン初日第1組、ポール・ローリーの今大会ファーストショットの場面

全英オープン初日第1組、ポール・ローリーの今大会ファーストショットの場面

肌寒い曇り空です。気温は10度有るか無しか。先週の金曜に日本を出て、土曜日から当地で撮影を始めたのですが、その土曜日9日の午後7時にR&A前の階段を降りて練習ラウンドに向かうタイガー・ウッズを見てから毎日、タイガーと遭遇した今回の全英オープンの練習日の5日間でした。

2005年、2010年、2015年、それぞれのオールドコース開催大会時は、早朝5時台にスタートしたタイガーをおっとり刀で遠景から人垣を探して追いかけたり、突如夕方にスタートしたとの報で帰り支度を止めて追いかけたりと、なかなか練習ラウンドの予定を知ることが難しかったのですが、それが嘘のような今年でした。

狙って探した訳ではなく、偶然が多かった訳です。例えば最初に見かけた土曜日は、もう帰ろうかなぁと考えていたその時に登場しましたし、翌日10日は、さあ誰を追おうかな、誰がいるかな。とコースに出た途端のタイガーとの遭遇でした。

11日月曜日は、大会イベント「The Openチャンピオンズ」で4ホール追いかけ、12日火曜日は、10番スタートの桂川選手を追いかけていると、すぐ後ろの組タイガーがいたりして。

その後、記者会見があって世界中のメディアが注目する発言をしてる姿を撮り……。13日水曜こそ、練習場にいる、との情報で撮りに行って、人垣の向こうのタイガーを(こりゃ使えないね)と思いつつ撮っていると、突然の雨に打たれて撤退。こんな調子で練習日は毎日タイガーと会えました。

画像: 練習日を通じ、タイガーの顔にも笑顔が

練習日を通じ、タイガーの顔にも笑顔が

2000年、2005年とセントアンドリュースの全英オープンに勝ったタイガーの、それぞれの日の表情が変わって行く様を見ていて、最初の日の少し悲壮感さえ漂わせていた表情から、日を追うごとに明るくなって行った気がします。

タイガー・ウッズの初日スタートは、現地時間で14時59分、日本時間では22時59分から。150回目のTheOpenが始まりました。では、行ってきます。

画像: my-golfdigest.jp
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