東京オリンピックサーフィン競技の銀メダリスト五十嵐カノア選手が“凱旋帰国”。オフには“週1ゴルファー”になるくらいゴルフが大好きだというカノア選手を直撃! 
画像: 東京オリンピックで銀メダルを獲得した際に寄贈したサーフボード(所属する木下グループの受付に展示)と、ドライバーを持って「サーフ&ターフ」を体現!「今はボギーゴルフという感じ。ドライバーは260Y飛べばいいほうですね」

東京オリンピックで銀メダルを獲得した際に寄贈したサーフボード(所属する木下グループの受付に展示)と、ドライバーを持って「サーフ&ターフ」を体現!「今はボギーゴルフという感じ。ドライバーは260Y飛べばいいほうですね」

今年の9月、カリフォルニアのハンティントンビーチで開催されたISAワールドサーフィンゲームス。世界51ヵ国から選ばれた246人のサーフィンの選手が参加、この大会で五十嵐カノア選手は初優勝し、団体戦でも優勝、2024年パリオリンピックの日本の出場枠を一つ獲得、世界ランキングでは自己最高の5位になった。

GD 大事な大会での優勝、おめでとうございます。

五十嵐 ありがとうございます。今回のISAは特に大切な試合でした。チームと一緒に戦い勝利するのが目標だった。チームのサポートにエネルギーをもらうなかで勝てたし、それがパリオリンピックにつながった。2週間とちょっと、あっという間に終わった感じです。体は疲れたけど、頭のなかはまだまだ大丈夫でしたね。

GD カノア選手にとって、モチベーションはどこからくるのですか?

五十嵐 サーフィンは1人でやるスポーツですけど、今回は改めてチームのサポートをすごく感じました。シーズン終盤のほうだったので、体は本当に疲れていましたが、チームの存在がモチベーションになった。日本のために金メダルを取って、応援してくれる日本のファンのために幸せを持っていきたいということが目標でしたし、日本で朝早く起きて観てくれているファンの存在がまた新しいモチベーションになり、金メダルが取れたことがうれしいですね。そしてここからまた、新たな準備が始まった感じです。

GD 日本の子どもたちの憧れとなったカノア選手。世界を目指すジュニアたちにアドバイスは?

五十嵐 やっぱり自信を持って取り組むことが大切だと思います。世界で1番になるためには自分で自分を一番信じないといけない。「自信」はどうしたらできるかというと、やっぱり「練習」すること。練習やトレーニングをすれば「準備」ができます。準備ができていれば自信はでてくる。そういうステップがあります。何のスポーツでも自信があれば、自分のなかがクリアになる。確かに難しいことだけど、練習すれば自信は必ずできる。僕もまだ勉強している段階ですけど、このステップはずごく自分の助けになることだと思います。

とにかくカッコいいカノア選手に、さらにサーフィンとゴルフとの共通点などをたっぷり聞きました。(続きは後編で!)

1997年、米・カリフォルニア州出身。3歳のころ両親の影響でサーフィンを始め、6歳でローカルコンテストに優勝。最年少の9歳でUSAチームに入る。2015年の米ジュニアツアーで年間1位、日本人として初めて2016年のチャンピョンシップツアー参戦資格を獲得、2019年には同ツアーで初優勝。2021年の東京五輪で銀メダル獲得。2022年ISAワールドサーフィンゲームズで優勝。5か国語を操る国際派。180㎝・78㎏。「カノア」はハワイ語で自由という意味

※週刊ゴルフダイジェスト2022年12月13日号より(PHOTO/Tsukasa Kobayashi)

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