PGAツアーのアジア圏マーケティングディレクター、コーリー・ヨシムラさんがチョイスした記事や選手たちの知られざるインサイドストーリーをご紹介。

PGAツアーはハワイ州マウイ島のカパルア・プランテーションコースを舞台に、セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズが開催され23年が幕を開けました。その名の通り以前は前年の優勝者のみに出場が許されていましたが、今年は昨季フェデックスカップトップ30入りした選手にも出場権が与えられ、未勝利ながら注目の若手サヒス・ティーガラやキャメロン・ヤングが出場し話題に
なりました。

画像: コーリーさんが初優勝に近いと名前を挙げたキャメロン・ヤング(左)とサヒス・ティーガラ

コーリーさんが初優勝に近いと名前を挙げたキャメロン・ヤング(左)とサヒス・ティーガラ

もちろん日本のエース松山英樹も登場。観光客が戻ったハワイで日本人ギャラリーの声援を一身に浴びました。今回は、21-22シーズンには勝てなかったけれど今年の活躍が期待される選手をピックアップします。まずはデビュー以来、瞬く間にメジャー2勝(通算5勝)を挙げたコリン・モリカワ。昨シーズンは残念ながら優勝はありませんでしたが、ジェネシス招待で2位タイに入ったほか、5回のトップ5フィニッシュをマーク。3年連続でフェデックスポイント上位30名しか出られないツアー選手権に進出し、プレジデンツカップにも出場。23年は2年ぶりの優勝が期待されています。(結果は惜しくも2位! 優勝はジョン・ラーム)

42歳になったアダム・スコットも優勝こそなかったものの、トップ30の資格で今回8回目のセントリー出場を果たしました。ツアー屈指のナイスガイは16年連続でフェデックスカップのプレーオフシリーズに進出するなどベテランになってなお健在。15勝目が待たれます。

キャメロン・ヤングは平均飛距離311ヤードの飛ばし屋

そして前出のティーガラはルーキーだった昨シーズン、何度も優勝争いに加わりトラベラーズ選手権とRSMクラシックで2位タイ、日本開催のZOZOチャンピオンシップでもベスト5入りしており、優勝は時間の問題と思われます。2位入賞の回数でティーガラを上回るのがツアー2年目のキャメロ・ヤング。ジェネシス招待で2位タイ、全英オープンでも単独2位に入り4回準優勝している彼は、22年に大ブレークして世界ナンバー1にまで上り詰めたスコッティ・シェフラーを彷彿とさせます。飛距離も抜群で、ショット力はすでに一級品です。つまり一度勝ってしまえば大化けする可能性があるということ。今年は初優勝者が何人出るかにも注目しながらツアーを楽しんでください。

2023年週刊ゴルフダイジェスト1月24日号より(Arrange/Mika Kawano、Photo/Hiroyuki Okazawa)

This article is a sponsored article by
''.