賞金総額2000万ドル(約26億円)の昇格競技「WMフェニックスオープン」は、プレ予選(8会場)含め延べ705人がマンデートーナメントに挑戦。わずか3つの出場枠をめぐって熾烈な戦いが展開された。そのマンデーに一部消滅の危機がささやかれている。
画像: 1日のギャラリー数が20万人を超える"WMフェニックスオープン"。来年はマンデートーナメントが廃止されてしまうのか(撮影/Blue Sky Photos)

1日のギャラリー数が20万人を超える"WMフェニックスオープン"。来年はマンデートーナメントが廃止されてしまうのか(撮影/Blue Sky Photos)

「マンデーQインフォ」の名前でSNS等にツアー昇格を目指し奮闘する選手たちの姿を伝えるライアン・フレンチ氏は、同大会の開催前に、PGAツアー宛にネット上で公開書簡を送った。

その内容は、「24年、昇格競技はマンデートーナメントのない、より少ない出場人数で行われることは公然の秘密です。そこでお願いがあります」として、マンデー廃止の再考を懇願するものだった。

今年新たに導入された昇格競技には、ザ・プレーヤーズ選手権を含め全13試合を指定。賞金総額の大増額とともに、ボーナス制度「プレーヤー・インパクト・プログラム」に選出された20選手には、原則的に出場が義務付けられている。

その昇格競技のうちフェニックスオープン、ウェルズファーゴ選手権、トラベラーズ選手権では現在、マンデーが実施されている。だが、来年はこれを廃止。また、昇格競技の出場人数は削減され、基本的に来季シード選手の数と同じ70 人になると伝えられている。

しかし、マンデーは多くの選手が夢をつかもうと挑戦する舞台。

そこでフレンチ氏は、モナハン氏にフェニックスでマンデーから勝ち上がった選手たちのプレーを見て、彼らのここまでの道のりに思いをはせてもらうこと、彼らがツアーカードを取得するチャンスはわずかだが、過去にはC・コナーズのようにマンデーからの出場でツアー優勝した例があること、そして、PGAツアーの繁栄はスター選手によってもたらされたものだが、そこには夢を追い求めて挑戦する多くの選手がいることを忘れないで、と訴えたのだ。

今季、マンデーは26試合で実施されるが、ツアー日程が大きく変革される来季、その数は?

※週刊ゴルフダイジェスト2023年3月7・14日号「バック9」より

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