野球のマイナーリーグ1A「グリーンジャケッツ」
マスターズに先立ち行われた、オーガスタナショナル女子アマが終了。選手たちの宿泊先となっていたノースオーガスタのクラウンプラザ・ノースオーガスタホテルを訪ねてみると、道を1本隔てて隣に野球場があった。
大リーグ、アトランタ・ブレーブス傘下の1A、グリーンジャケッツのホームスタジアム、SRPパークだ。
オーガスタナショナルゴルフクラブから、直線距離で約3マイル(約5キロ)、ライトスタンドがサバンナ川に面しているこの球場は、5年前の2018年4月12日に開場したばかり。
両翼100m、センター120mで、試合開催時は約5000人、イベント時には約1万人が収容できるという。
チーム名はもちろんマスターズに由来
グリーンジャケッツの創立は1980年。マスターズでセベ・バレステロスが優勝した年だ。
当初はメーコンという街で設立され、特産の桃にちなんで「メーコンピーチズ」という名称だったが、1988年にオーガスタへの移転を機に「オーガスタパイレーツ」となり、1994年から「グリーンジャケッツ」となった。
このチーム名はもちろんサバンナ川を挟んだ対岸、ジョージア州のオーガスタナショナルゴルフクラブで行われるマスターズ勝者に贈られるグリーンジャケッツにちなんでいる。
チームロゴの蜂は、「タムオシャンター」と呼ばれる古くからスコットランドで愛される帽子をかぶっている。よく見ると蜂の目にはゴルフボールのディンプルのようなものがあしらわれている。
また1年で一夜だけ、チーム名を「ピメントチーズ」に替え、ユニフォームも特別なものを用意する。これもマスターズの期間中、パトロンに大人気のピメントチーズサンドイッチに由来し、今年は6月17日を予定している。
これだけマスターズと縁のある野球のグリーンジャケッツ。今シーズンはマスターズの開幕と同じ4月6日(木)に同じサウスカロライナ州のコロンビア・ファイヤーフライズと敵地開幕戦を迎える。
ホーム開幕戦はマスターズ期間中に自宅を貸し出していた多くの地元住民が街に戻って来る、マスターズ閉幕翌々日の4月11日(火)となっている。