悪天候で3時間20分の中断
朝からどんよりとした雲が広がるオーガスタナショナルGC。アウト、インの2WAYでのスタートに分かれ7時40分にアウト1番から六車日那乃、イン10番から馬場咲希がトップでスタート。
馬場の次に荒木優奈の組が続いた。馬場が前半でスコアを4つ伸ばすが、次第に冷たい風が強くなり、雲も厚くなってきた。3人ともスコアを崩し始めると10時30分に雷雨接近による試合中断のサイレンがなった。
選手だけでなく、各ホールを埋め尽くしたパトロンたちもコースから出るように促され、全員が入場ゲートを目指して歩き出す。駐車場に停めた車などで試合再開を待つためだ。
馬場咲希は日本人最高の5位タイ
中断のサイレンから3時間20分後の1時50分。ようやく試合再開。青空が広がり強い日差しが照りつく。スコアを崩していた馬場咲希は7番、8番で連続バーディを奪い、スコアを伸ばしてホールアウト。
中断中は「寝ました。2時間くらい爆睡。寝るのはよくないかなって思ったんですが、段々眠くなってきちゃって。でもミスを忘れられたので自分的にはよかった」と復活の理由を笑顔で語る。結局、5位タイで今大会を終了した。
世界ランク1位の独走に地元選手が待ったをかけた
誰もが優勝するのは、初日からトップを走り、2位に5打差をつけてスタートした女子世界アマランク1位のローズ・チャンだと思っていた。
だがチャンは1ホール目からダブルボギーを叩くなどスコアを4つ落としてしまう。すると地元ジョージア大学のジェニー・ベが17番でバーディを奪ってチャンに追い付き、勝負の行方はプレーオフに。世界ランク1位と地元の選手、どちらにも熱い声援が送られるが、18番で行われた1ホール目は互いに譲らずパー。
そして、10番で行われた2ホール目でチャンが危なげなくパーをセーブし、ベを振り切って優勝した。
PHOTO/Blue Sky Photos