「見た目も性能も満足できるグリップを装着すると、ゴルフがより楽しくなると思いますよ」（小倉）
たくさんの種類があるグリップ。選び方のコツとは？
クラブフィッター小倉です。今回は、ゴルフクラブのグリップについてです。皆さんは、お気に入りのグリップはありますでしょうか。グリップは消耗品のため、どんなに大事に使っても、じょじょに劣化してしまうもの。どうせ交換するなら、気に入ったものがよいですよね。
グリップには多彩な種類があり、太さ、感触、カラーと、こだわると意外と迷ってしまいがちです。そこで、簡単なグリップの選び方のコツをお話ししたいと思います。
グリップを選ぶうえで、手っ取り早いのは、実際に握ってみることです。ですが膨大な種類のグリップを実際にすべて握ることはそうそうできないでしょう。そこである程度候補を絞り込むため、自分はどんなグリップがほしいのかを整理します。
グリップ力、握ったときの感触、耐久性、ファッション性など、何を重視するかでモデルは変わってきます。ピンとこない方は、ひとつの基準として、今使っているグリップに足りない部分を考えてみると比較的イメージしやすいと思います。
グリップ力や握ったときの感触を重視したいのであれば、これは数多くのグリップを握ってみて、好みのモデルを探す必要があります。たとえば今より柔らかいグリップにしたいと思った場合、どのモデルが今より柔らかく、なおかつ自分にとってイメージする柔らかさなのかは、それぞれで違いますからね。ある程度柔らかめのグリップを検索し、いくつかモデルを絞り込んだうえで、店舗に行き、実際に握ってみて、ベストな感触のモデルを探してみるのがベターだと思います。
交換するとき、気を付けたいのはグリップの重さ
ファッション性に関しては、あらかじめネットで検索し、好みのカラーやデザインのモデルを見つけたらショップなどで取り寄せてもらいましょう。できれば、店員などに相談し、似たモデルを握らせてもらい、感触を確認してから注文するのがおすすめです。
最後に耐久性ですが、これはその方のゴルフ頻度や、グリッププレッシャーによって変わってきます。個人的な経験や感覚ですが、プレーや練習頻度の高いゴルファーは、ゴム素材のグリップのほうが、相性がよく、そこまで頻繁にクラブを握らないゴルファーには、樹脂素材のグリップの方が、相性がよい印象がありますね。もちろん保管状況などによっても耐久性は変わってきますので一概には言えませんが、ひとつの目安としてお客様にご説明しています。
その他、グリップを交換するときに気を付けたいのは重さです。今装着されているモデルとの重さの差が大きいとフィーリングが大きく変わるので、今のフィーリングをあまり崩したくないなら、近い重さのモデルを選ぶとよいでしょう。
グリップが新品になると余計な力みも入りづらくなります。見た目も性能も満足のいくモデルを装着すれば、より愛着がわき、ゴルフが一層楽しくなりますよ！
