グリーンの"正面玄関”から上がっていく
今回のテーマは「グリーンへの上がり方」についてです。
なんのことだがピンと来ない方も多いと思いますが、私が普段のラウンド、特に初めてのコースをラウンドするとき、気をつけているのが、「グリーン正面からグリーンに上がっていく」ということです。
ゴルフコースのグリーンの形状、バンカーや池の配置は、基本的にはそのホールで設計者が想定した攻略ルートからの向きを元に決められています。
コースによっては複数の攻略ルートが用意されているホールもありますが、ほとんどの場合、そのホールのセンターラインからのルートがメインとなっています。
グリーンに向かっていく際、出来ればそのセンターラインから進んでいく。自分的には、「グリーンの正面玄関から上がっていく」ような感覚です。
正面からグリーンに上がっていき、その日のピンポジションに関わらず、グリーン全体の形状や傾斜を確認し、「ああ、正面からはこういう傾向だな」と確認するのです。
ブラインドでないホールなら、セカンド地点からでもこうした傾向はある程度確認できます。これが出来ていると初見のコースでも、打ってはいけない場所が把握しやすく、より安全なルートを取ることが出来る上、グリーン全体の傾斜もつかみやすくなるので、ライン読みの間違いを減らすことにもつながります。
出来れば歩いてグリーンに上がっていきたい
これを行うのに障害となるのが、乗用カートでのプレーです。
電磁誘導で、カートだけ前に送れるタイプなら問題ないのですが、自走式だとたいてい「グリーン奥までお進みください」と指示が出ているため、カートに乗ってグリーン奥まで行って、戻るようにしてグリーンに上がっていくことになってしまいます。
こうなると、グリーン正面を意識するのは難しく、グリーンの特徴をつかむのが難しくなってしまうのです。
こういうときは、出来るだけカートナビでグリーン形状を確認するようにしていますが、理想としては、セカンド地点から歩いてグリーンに上がっていき、歩きながらグリーンの形状や傾斜を確認していきたいのです。
イマドキは乗用カートに乗らない歩きゴルフなんて、ほとんど経験がないという方も増えているようですし、グリーンの向きなんて気にしたこともないという方がほとんどかと思います。
次のラウンドでは、「グリーンの正面」を意識し、出来たら歩いてグリーンに上がっていくようにしてみて下さい。
ちょっと視点が変わって、コース攻略の楽しみを実感してもらえたら嬉しいです。