PGAツアーとLIVゴルフの統合に関する詳細は、いまだわからないことばかり。一部では「LIVの終焉が近いのでは?」という声もある。そんななか、フィル・ミケルソンがLIVが消滅したら絶対にお宝になるであろう、あるアイテムの発売を開始した。
ケープを販売。「妻のエイミーの創造性が発揮された品物です」とミケルソン（Photo/Blue Sky Photos)
愛妻のアイデアを具現化した”マント”を販売
7月の最初にスペインのバルデラマで開催されたアンダルシア大会は、最終ホールでテーラー・グーチがバーディを決め、ブライソン・デシャンボーが1打差をつけ、今季3勝目を挙げた。
「（ウィニングパットを）打つ前からガッツポーズをする自分を想像していた」
というグーチは、
「昨年勝てなかったので、今年は個人戦で勝つことだけを考えていた」
とアメリカ以外（豪州、シンガポール）で勝ち星を重ね、今回も故郷から遠く離れたスペインで1勝。ブルックス・ケプカを抜き、賞金ランクトップに立った。
そんななか、ミケルソンが会場でケープ（マントのようなもの）を販売して話題に。
「妻のエイミーの創造性が発揮された品物です」
とミケルソン。愛妻のアイデアを具現化するとは、さすがフォーブスのアスリート番付トップ10入りの財力?
「このケープをまとって子供たちがコースを走り回る光景を想像してください。それは私たちにとっての希望です。LIVがスタートして1年しか経っていませんが、これから10年、20年続けばとてもエキサイティングなことが起こるでしょう」
と胸を張る。
今後この形態（48人が54ホールで競うスタイル）のLIVがいつまで続くかわからない。さまざまな憶測が飛び交うなか、一部では
「統合後、LIV自体がなくなるのでは?」
ともささやかれるが、もし継続した場合はミケルソンが流行を作り、続かなかった場合でもケープがマニアにとってのお宝アイテムになるかも?
その前にミケルソンがマントをまとってスーパーマンのコスプレで登場するのでは? ともっぱらの評判である。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年7月25日号「バック9」より
