ジョージア大出身の今田竜二も”後輩”の活躍に「感動」
ジョージア大ゴルフ部のチーム名は”ブルドッグズ”。その名の通り、闘志あふれるプレーで6打差の勝利をものにしたブライアン・ハーマンは、14年にマスターズ2勝目を挙げた先輩バッバ・ワトソン以来のジョージア大出身メジャーチャンピオンとなった。
2位タイに入ったオーストリア出身のゼップ・ストラカもブルドッグズの一員。同じくジョージア大出身の今田竜二はテレビ朝日の実況中継でラウンドレポーターを務め、ハーマンの優勝シーンに「感動しますね」と胸を熱くした。
今田によれば、ジョージア大の卒業メンバーは毎年ゴルフコンペを行っているそうで、ハーマンと顔を合わす機会も多いとか。
以前、今田がハーマンのサングラスをうっかり踏んでしまって逆鱗に触れ、
「それを彼はいまでも根に持っている」
と苦笑いする。ツアー1勝の今田のほかブレンドン・トッドやラッセル・ヘンリーらツアー優勝者を多く輩出しているジョージア大だが、メジャーチャンプはハーマンが2人目だ。
初日トップでローアマに輝いたクリスト・ランプレクト選手が通うジョージア工科大の出身者も、そうそうたるメンバーが揃っている。
09年に全英オープンを制覇したスチュワート・シンクは今年50歳になったが、今回も23位に入って目の肥えたイングランドのギャラリーの喝采を浴びた。
学生時代、今田のライバルだったツアー9勝のマット・クーチャーも同大学"イエロージャケッツ"のメンバー。
LIVに移籍したが、キャメロン・トリンゲールも然り。2メートル3センチのランプレクトに象徴されるように、なぜか揃って長身でスリム。
ジョージアといえばマスターズ。来年の4月にまた彼らの出番が来る?
※週刊ゴルフダイジェスト2023年8月15日号「バック9」より