PGAツアーは1月開催の36試合、欧州ツアーは今年11月開催の44試合
まずはPGAツアー。昨シーズンまで年をまたいで開催されていたスケジュールが、約10年ぶりに1月開催に戻る。
24年はレギュラーシーズン全36試合が行われ、そのなかには4大メジャーのほか、出場資格が絞られる代わりに賞金と付与ポイントが増額されるシグネチャーイベント(格上げ試合)全8試合が含まれる。
出場資格はそれぞれの試合によって異なるが、22-23年度のPGAツアー優勝者、22-23年フェデックスカップランキング上位50名、世界ランク上位30名のほか、"ザ・ネクスト10"や"ザ・スウィング5"(各大会が定めた対象期間のポイント獲得上位10名ないし5名)、今秋フェデックスカップランク51位以下を対象に行われる「フォールシリーズ(全7戦)」の上位者10名などとなる見込みだ。
プレーオフシリーズは今季同様の全3戦。
出場資格も第1戦がトップ70位以内、第2戦が50位以内、第3戦が30位以内と同様だが、第2戦終了時の上位50名には、25年シーズンの格上げ試合を含むツアー全試合への出場資格が与えられる。
また、44試合を24カ国で開催する欧州ツアーの日程は、LIVゴルフとの統合を受け、大幅な変更となった。
この11月から13カ月にわたって行われる同ツアーは、新たなシーズンが「グローバルスウィング(23年11月~24年8月)」、「ザ・バックナイン(24年9月~10月)」、「DPワールドツアー・プレーオフ(同11月)」という3つのフェーズに分けられる。
レギュラーシーズンの位置付けとなるグローバルスウィングは、「オープニング」「インターナショナル」「アジア」「ヨーロッパ」「クロージング」という5つのシリーズから構成され、各国を転戦しながら2つ目のフェーズの出場権を争う。
最終フェーズは2戦からなり、ポイントランク上位70名が初戦となる「DPワールドアブダビ選手権」に出場し、最終戦「DPワールドツアー選手権」は上位50名によって争われる予定だ。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年9月5日号「バック9」より