いよいよ28日にイタリア・ローマのマルコ・シモーネG&CCで開幕するライダーカップ。LIVに移籍したダスティン・ジョンソンが、そのライダーカップへの未練を口にした。
画像: ライダーカップの醍醐味をよく知るダスティン・ジョンソンは「本当にチームの一員になりたかった」と語った(Photo/Blue Sky Photos)

ライダーカップの醍醐味をよく知るダスティン・ジョンソンは「本当にチームの一員になりたかった」と語った(Photo/Blue Sky Photos)

ダスティン・ジョンソンは5回出場して12勝9敗!

フロリダの地元紙「ザ・パームビーチポスト」の取材に応じ、「もしLIVに参加していなかったら、今年も選ばれていただろう」と語ったダスティン・ジョンソン。「本当にチームの一員になりたかった」と切なる願いも。

「今年はベストの状態ではなかったけれど、チーム入りするには十分だったと思う。PGAツアーで戦っていたら選ばれていたはず。チームに貢献できると思うかって? もちろんだよ」

LIVからは全米プロで今年3度目の優勝を飾ったB・ケプカが唯一チーム入りしているが、過去の実績はジョンソンのほうが上。3回出場し6勝7敗のケプカに対し、ジョンソンは5回出場し12勝9敗。しかも2年前には79年のラリー・ネルソン以来となる5戦全勝で、チームの大勝に貢献している。

「チーム戦自体すごく楽しいけれど、勝ったときの楽しさはまた格別だね」と笑いが止まらなかった。

賞金ではなく国の名誉と威信をかけるライダーカップは、大金のために戦うLIVゴルフの対極にあるように思える。しかし同大会ならではの緊張感とファンの熱狂は、選手に鳥肌が立つような興奮を与える。その醍醐味を知っているだけに、ジョンソンがライダーカップを恋しく思っているのは無理もない。

ところで現在、Netflixがゴルフ界の裏側に潜入するドキュメンタリー『フルスウィング』の撮影を年間通じて行っているが、米国チームのザック・ジョンソンキャプテンはメンバーと話し合って、チームルームへのアクセスを制限することを決めた。つまり入室禁止ということ。

「チームUSAの神聖さが保たれる形で撮影されるべき」というメンバーたちの思いにより、戦況に重点を置いたドキュメンタリーの在り方を要望した。

PGAツアーとLIVの経営統合が発表されたものの、いまだ進展はない。もし合併が実現したら、2年後のダスティン・ジョンソンに出場の機会はあるのだろうか。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年10月10日号「バック9」より

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