練習場でドライバーが上手くなるには、まず、上手く打てない原因を考え、その“原因別”の練習をすることが大切だ、と小林大介プロは語る。ドライバーが上手くなる効率的な練習方法を教えてもらおう!
画像: ドライバーが苦手な人に多い理由は①「クラブが長くて振り切れない」②「ヘッドの芯に当たらない」③「左右に曲がる」④「力んで大振りになる」だと、小林大介プロは語る

ドライバーが苦手な人に多い理由は①「クラブが長くて振り切れない」②「ヘッドの芯に当たらない」③「左右に曲がる」④「力んで大振りになる」だと、小林大介プロは語る

まずは上手く打てない原因を考えてみる

練習場で思いっ切りドライバーを叩く。“会心の一撃”が出れば日頃の仕事のストレスも解消、気持ちよく家に帰ることもできる。一般のアマチュアゴルファーの多くは、練習場でドライバーばかりを打っていて、それが上達しない原因と言われることが多い。

一方でプロや上級者は、ドライバーよりもショートゲームの練習に時間を割く。スコアをよくするためには、ドライバーの練習は控えたほうがいいのだろうか。

「そんなことはありません。ドライバーを打つのは楽しいですし、いい当たりが出たら気持ちいいですもんね(笑)」と言うのは、アマチュアへの指導経験も豊富な小林大介プロだ。

「プロや上級者がショートゲームを重点的に練習するのは、それがスコアに直結するからです。パットが入るか、入らないか、アプローチが寄るか、寄らないかでスコアは1打変わってくる。でもドライバーの場合は、たとえ飛距離を大幅に伸ばすことができたとしても、それで確実にスコアを1打縮められるとは限りません。であればスコアに直結するほうを重視するということです。

でもアベレージゴルファーの場合、状況は違ってきます。ドライバーでミスして林に入れたり、OBを打ってしまうと、2打失うこともあります。アマチュアの場合は、ドライバーの調子によって、その日のスコアが左右されることが多い。それなら、当然ドライバーを練習するべきですね」

ドライバー練習に“お墨付き”をくれた小林プロ。しかし、問題はそのやり方にあると言う。「がむしゃらに球数を打てばいいというものではありません。上達するためには、“やり方”があります。まずはドライバーが上手く打てない原因を考えてみましょう」

小林プロによると、ドライバーが上手く打てない人に多い原因は4つある。

ひとつ目は「長くて振り切れない」こと。
「ドライバーは14本のなかで、いちばん長いクラブです。長いクラブを持つと上手く振り切れないという人は多いですね」

2つ目の原因は「芯に当たらない」こと。
「最近のドライバーのヘッドはかなり大きくなりましたが、それでもなかなかスイートスポットに当たらないという人は多いです」

3つ目は真っすぐに飛ばず「左右に曲がる」こと。
「スライスするという人が多いですが、右へのミスを意識し過ぎて引っかけるという人も多いです」

最後が「力んで大振りしてしまう」こと。あなたはどれに当てはまるだろうか。

上手く打てない原因別の練習方法はこれだ

ドライバーの練習は、“やり方”が重要だと語る小林プロ。
「先ほど挙げたミスの原因別に、取り組むべき練習法があるので紹介しましょう」

ますはドライバーが「長くて振り切れない」という場合だ。
「そういう方には連続素振りをオススメします。振り切れないという人は、手や腕だけで振ろうとしている人が多いんです。連続素振りを続けると、徐々にヘッドの重みを利用して振るコツがわかってきます。すると腕の力で無理矢理振っていた人も、自然にクラブに"振られる“ようになりますし、体を使ったスウィングになります」

次は「芯に当たらない」場合だ。
「芯に当たらないのは前傾が崩れたり軸がブレてしまうからなので、ドライバーを短く持って打ってみましょう。上体が起きてしまうとボールに届かなくなるので、自然に前傾を維持することを意識して振るようになります。ボールから離れて立って打つのも同じ効果があります。軸がブレる人は両足を揃えて打つ練習がいいですね。いずれの練習も大振りできなくなるので、力みを取る効果も期待できます」

3つ目の「左右に曲がる」人にはどんな練習がいいのか。
「曲がる人には、"曲げる練習"がオススメです。意図的にスライスやフックを打つ練習です。この練習をすると、意外と曲がらない、あるいは曲がらなくなる人は多いです。普段とは違うスウィング軌道で振ることで、正しい軌道に近づくことは多いんです。

画像: ヘッド軌道を変えるにはボールのロゴを利用しよう。ロゴを右側にすればアッパーブローに(写真左)、斜めにすればアウトサイドインやインサイドアウトの矯正になりやすくなる(写真右)

ヘッド軌道を変えるにはボールのロゴを利用しよう。ロゴを右側にすればアッパーブローに(写真左)、斜めにすればアウトサイドインやインサイドアウトの矯正になりやすくなる(写真右)

具体的には、思い切ってヘッド軌道を変えてみると、普段とは違う球筋になりますし、極端なスタンスにしてみるのも手です。右へのミスが多い人は極端なクローズスタンス、左へのミスが多い人はオープンにして打つことで、スウィング軌道を変えることに効果があります。また、ヘッド軌道を変えるにはボールのロゴを利用する方法もアリです。ロゴを右側にすればアッパーブローに、斜めにすればアウトサイドインやインサイドアウトの矯正になりますから」

最後は「力んで大振りになる」場合だ。
「これが原因でドライバーが上手く打てない人は多いです。どうしても飛ばしたいという欲が出るので力んでしまう。また、わかっていてもなかなか力を抜くことができないという人も多い。そんな人は練習場の様々なグリーンや100~150Yの看板をアイアンで打つようにドライバーで狙って打ちましょう。

100ヤードのグリーンを狙うには、飛ばすのではなく距離を落とす必要があるので自然と力みが取れます。アプローチ感覚でボールを運ぶコツもわかってきます。またフェースの弾きを感じるので、力を入れなくても勝手に飛んでしまうという感覚がわかると思います。"クラブに仕事をさせる“という意味が実感できるでしょう」

画像: 力んで大振りになる人は、練習場の100~150Yのグリーンや看板をドライバーで狙う練習がおすすめ、と小林プロは言う

力んで大振りになる人は、練習場の100~150Yのグリーンや看板をドライバーで狙う練習がおすすめ、と小林プロは言う

PHOTO/Norio Tsuburaoka THANKS/湘南衣笠ゴルフ

※週刊ゴルフダイジェスト2023年9月26日号「ドライバーが上手くなる練習法」より

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