Ms.OOJAさんは28歳でメジャーデビュー、「遅咲きの歌姫」と呼ばれる存在。ヒップホップ、クラブ系サウンド、R&Bがメインジャンルのシンガーソングライター。この説明だけでも、よくある音楽好きの倶楽部メンバーによる親睦会イベントではないことがわかるのではないだろうか。
さらに、このミニライブは、大阪のFM COCOLO「Wonder Garden」で公開収録が実施され、イベントの3日後にはラジオの同番組内でオンエア予定となっている。もともとこのイベントはローズGC開場5周年記念ゴルフの一環イベントとして8月に募集を始めたが、FM COCOLOによる周知効果もあって、1カ月足らずのうちに定員48組が満員となった。なかにはMs.OOJAのファンや番組のリスナーなど、ローズGCに初めて来場する参加者も10組ほど含まれている。
「初めて来場される方がいるのもありがたいと思います。当クラブをご存じない方に来場していただければ、それだけゴルファーの裾野も広がることになりますから」とは同GC営業の畑英和氏。今回のイベント開催の経緯は……。昨年のイベントでは、同GCのオーナーと親交のある音楽バンドによるライブが実施されたが、当日に来場していたFM COCOLOの関係者との間で今回の話が盛り上がって、両者の意見が一致。
1年近く打ち合わせを重ねて実現にいたった。このイベントは、ゴルフ場側だけでなく、ラジオ局側も初の試みだったが、両者ともに大満足の結果となりそうだ。「これまで様々なイベントを実施してきましたが、今年のゴルフ&ミュージックが新たなスタートだと思っています。来年以降もFM COCOLOさんとのコラボが定番化して、10年、20年続いていくイベントにしていければと思います」(支配人の山名正浩氏)。
こういった動きは、ゴルフ場が地域社会で交流の場として貢献されていくきっかけになるかもしれない。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年10月10日号より