LIVゴルフのシカゴ大会で、ブライソン・デシャンボーが最終日に4連続を含む9バーディを奪い、逆転で今季2勝目を挙げた。目下絶好調の彼が口にした不満とは?
画像: ライダーカップには出られなかったけど、LIVシカゴ大会の優勝賞金は5億9000万円!(Photo/Blue Sky Photos)

ライダーカップには出られなかったけど、LIVシカゴ大会の優勝賞金は5億9000万円!(Photo/Blue Sky Photos)

「せめて電話くらいかけてくれればいいのに…」とデシャンボー

同じクラッシャーズ(LIVは48人が12チームに分かれており、ブライソン・デシャンボーはクラッシャーズのリーダー)のA・ラヒリを逆転で破ったデシャンボーは、「彼とプレーオフまで行きたかった。スタート時点で優勝は眼中になかったけれど、次から次へと良いショットが出て、リーダーボードを駆け上がった」と、まるでベルトコンベヤーに乗っているうちに勝利を手に入れたと言わんばかり。

個人戦とチーム戦の両方を制し、笑いが止まらなかったが、会見で「(20年全米オープンに優勝した)ウィングドフットのときより、いまのほうが調子はいい。ザック(・ジョンソン米チームキャプテン)も、せめて電話くらいかけてくれればよかったのに……」

欧州チームの勝利で先日閉幕したライダーカップは、ポイントランク上位6名とキャプテンピック6名の12人編成。LIVから選ばれたのは同ランク7位で全米プロ優勝のB・ケプカだけだった。

「状況は理解できるけれど、僕らも可能な限り最高のゴルフができるよう、懸命に努力している。選ばれれば最高のプレーでチームに貢献できた」と悔しがった。

慣例では、選ばれなかった選手にもキャプテンが電話をかけ、その理由を伝えるのだが、それもなかった。これについてジョンソン主将は、「ポイントシステムに準じただけ。30 位までの選手を注視してきた」と50 位台だったデシャンボーの発言をやんわりと牽制。

「僕も2年後にはチームに入りたい」とデシャンボー。LIV移籍直後は不振だったが、今季は8月のグリーンブライアー大会で最終日に「58」をマークし優勝するなど完全復活。以前よりスリムになったが、飛距離は健在。個性派が活躍する姿をライダーカップでも見たかった!?

※週刊ゴルフダイジェスト2023年10月17日号「バック9」より

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